バンブーズブログ

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需給ギャップとは  『きようのことば』

 潜在供給力と総需要の差
 
きょうのことば
#経済 #金融政策
2023/5/26 2:00
需給ギャップ 労働や設備などの経済の潜在的な供給力と、個人消費や設備投資などの支出を積み上げた総需要との差を指す。「GDP国内総生産)ギャップ」ともいう。プラスのときは需要が供給を上回り、物価の押し上げ圧力が強まる。マイナスなら需要が不足し物価の下げ圧力になりやすい。景気の良しあしも表す。

 
日銀が4月に公表した2022年10〜12月期の需給ギャップはマイナス0.43%だった。マイナスは11期連続。日銀は4月公表の「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)でプラス圏になるのは「23年度半ば頃」と示し、1月時点の「22年度後半頃」から見通しを後退させた。

需給ギャップ内閣府も公表している。22年10〜12月期はマイナス1.3%だった。日銀と内閣府では推計方法が異なる。内閣府GDPから潜在GDPを引いて需給ギャップを計算する。日銀は生産機械の稼働率などから算出する資本投入ギャップと、労働時間や労働者数の増減などから出す労働投入ギャップの合計で推計している。