バンブーズブログ

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日経平均、終値222円高3万2891円 海外株高が押し上げ


 
 
 
2023/7/27 9:07 (2023/7/27 15:48 更新)
 
27日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比222円82銭(0.68%)高の3万2891円16銭で終えた。26日の米連邦公開市場委員会FOMC)を受け、先行きの米追加利上げ観測が後退。投資家心理を支えた。日欧の金融政策の発表を控え様子見の雰囲気が漂うなか、主要なアジア株価指数やハイテク株比率の高い米ナスダック100株価指数先物が上昇し、日経平均も堅調な動きとなった。

米連邦準備理事会(FRB)は26日まで開いたFOMCで市場の想定通り0.25%の利上げを決めた。パウエルFRB議長が記者会見で、次の9月会合で政策金利を据え置く可能性に言及した。米金融引き締めによる景気下押し懸念が和らいだ。

チャート分析上で日経平均は上値抵抗線として意識されていた25日移動平均(3万2781円、26日時点)を上回り、先物主導で上昇に弾みがつく場面もあった。

一方、国内の主要企業の決算発表が相次いでおり、業績のさえない銘柄への売りが優勢となり、日経平均は午前に下げる場面があった。

東証株価指数TOPIX)は反発し、12.05ポイント(0.53%)高の2295.14で終えた。中型株で構成するTOPIXミッド400が最高値をつけた。JPXプライム150指数は6.51ポイント(0.63%)高の1042.05だった。

東証プライムの売買代金は概算で3兆2267億円。売買高は13億3736万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1126と、全体の約6割を占めた。値下がりは621、変わらずは87銘柄だった。

ファストリや東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株が高い。テルモや中外薬、三井不、三菱UFJも買われた。一方、前日発表の4〜6月期決算が振るわなかったアドテストと日東電が下落した。大成建や日産自も売られた。