日経平均、小幅続伸 午前終値は25円高の2万8108円
2023/4/13 9:10 (2023/4/13 11:59 更新)
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前日比25円97銭(0・09%)高の2万8108円67銭で前場を終えた。米景気の先行き懸念が強まり前日の米株式相場が下落した流れを受け、東京市場でも朝方は幅広い銘柄に売りが先行した。売り一巡後は値がさのグロース(成長)株の一角が買われて小幅高に転じた。
前日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を下回り、インフレ鈍化が示されたと受け止められた。米利上げの長期化観測が和らいだ。東京市場ではグロース(成長)株かつ、景気動向に左右されにくいクオリティー(優良)銘柄が買われて相場を支えた。
半面、3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で金融不安によって米経済が下振れするリスクについて言及され、米景気の先行き懸念が強まったことは重荷となった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆1356億円、売買高は4億4973万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は804と、全体の約4割にとどまった。値下がりは933、変わらずは98銘柄だった。
キーエンスの上昇が目立った。ファストリが高かった。イオンも買われた。一方、東エレクの下げが目立った。日産自も安かった。三菱UFJなど金融株が売られた。