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NYダウ続伸、26ドル高 半導体・ハイテク買いが支えに

NYダウ続伸、26ドル高 半導体・ハイテク買いが支えに
 
 
#北米 #国際
2023/8/15 5:21 (2023/8/15 7:58 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比26ドル23セント(0.1%)高の3万5307ドル63セントで終えた。業績拡大への期待から半導体やハイテク関連銘柄に買いが入り、相場を支えた。半面、中国景気の先行き不安や米長期金利の上昇が相場の重荷となった。

半導体関連株の上昇が相場を支えた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、アナリストが強気見通しを示したエヌビディアが7%上昇した。買いはアドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)など他の半導体関連やハイテク株にも波及。ダウ平均の構成銘柄では半導体インテルや顧客情報管理のセールスフォース、スマートフォンのアップルが上昇した。

製薬のメルクや医療保険のユナイテッドヘルス・グループといったディフェンシブ株も買われ、ダウ平均を支えた。一方、ダウ平均は下げて推移する場面が目立った。中国では不動産大手の経営不安に加え、景気減速への懸念が高まっている。中国の成長鈍化が世界経済に悪影響を与えるとの見方から景気敏感株や消費関連株の一部に売りが出た。工業製品・事務用品のスリーエムやスポーツ用品のナイキが下落した。

米債券市場で長期金利が一時4.21%と昨年11月以来の水準に上昇し、株式の相対的な割高感が意識されたのも重荷だった。インフレの沈静化に時間がかかり、米連邦準備理事会(FRB)が長期にわたって政策金利を高い水準にとどめるとの見方が根強い。財政悪化に伴う国債増発もあり、市場では「長期金利が高止まりする可能性がある」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)と懸念されている。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前週末比143.482ポイント(1.1%)高の1万3788.331で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムやネット検索のアルファベットの上昇が目立った。