バンブーズブログ

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NYダウ続伸、75ドル高 Apple株は下げ止まる


 
 
 
2023/9/9 5:12 (2023/9/9 5:56 更新)
 
【NQNニューヨーク=横内理恵】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比75ドル86セント(0.2%)高の3万4576ドル59セントで終えた。足元で下げが目立ったハイテク株の一角などが買い直された。一方、原油高によるインフレ高止まりで米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が重荷となり、ダウ平均は下げる場面もあった。

ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォースなどが買われ、ダウ平均を支えた。中国が海外製スマートフォンへの規制を強化するとの懸念から前日までの2営業日で6%あまり下落したアップルも反発した。12日の説明会で新型「iPhone(アイフォーン)」の発売を明らかにするとみられる。新製品発表や週末を前に売り持ちを手じまう動きがあった。

ダウ平均は130ドル近く上げる場面があった。バイオ医薬品のアムジェンや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、金融のゴールドマン・サックスなども上昇した。

午後に入ると上げ幅を縮小した。米原先物相場の上昇が続き、改めてインフレ警戒感が広がった。米長期金利が一時前日比0.02%高い(債券価格は安い)4.26%を付け、株式の相対的な割高感につながった。

来週13日に8月の消費者物価指数(CPI)、14日に8月の小売売上高の発表がある。インフレや個人消費の動向を見極めたいとの雰囲気も買い手控えにつながった。

航空機のボーイングが2%あまり下げた。7日の投資家向け説明会で以前に明らかになった機体の不具合の影響で今年の主力小型機「737MAX」の出荷機数が会社予想の下限になるとの見通しを示したことなどが売りを誘った。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに小反発し、前日比12.694ポイント(0.1%)高の1万3761.526で終えた。マイクロソフトのほか、ネット検索のアルファベット(グーグル)などが上げた。一方、電気自動車のテスラや画像処理半導体のエヌビディアなどは下げが続いた。