バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年5月20日株レポート】

先物主導の買いで4月15日以来3万9,000円台回復する
も、上げ幅縮小!」
20日の国内株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比282円30銭 高の3万9,069円68銭で取引を終えました。
《本日の国内株式市場》 で日経平均株価は小幅に下落して始まりましたが、ほどなくプラス 圏に浮上。前場に一時3万9,400円台前半まで上昇しました。 《前週末に米ナスダック総合株価指数》 が小幅に下落したことが日本株の重荷となりましたが、寄り付き後 に海外投資家を中心とした先物買いが入り、売り方の買い戻しを誘 う形となりました。原油先物相場や銅先物相場の上昇を受け、石油 関連や非鉄株の上げが目立ちました。半導体関連の一角は全体相場 に連れて朝安後は持ち直し、国内の長期金利が一時11年ぶりの高水 準となる0.975%に上昇したことは金融セクターを下支えしまし た。22日に予定されている米エヌビディア(NVDA)の決算の内容を見
極めたいとする投資家は多く、午後は短期筋による利益確定目的の 売りが優勢となり、日経平均株価は失速しましたが、米国株の先高 期待を支えに3万9,000円を上回る価格帯での推移を続けました。 【業種別】 では、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、電気・ガス業など が上昇した一方、その他製品、情報・通信業の2セクターのみ下落 しました。
【個別銘柄】 では、1000億円を上限とする自社株買い取得を発表した【4063】
信越化学工業が買い優勢となったほか、【6315】TOWAが堅

調。【9099】C&Fロジホールディングスがストップ高に買われ、 資源価格の上昇を材料に【5713】住友金属鉱山、【5706】三井金属
ど資源関連の一角が買われました。 半面、【6146】ディスコや【6857】アドバンテストが冴えない展
開。【9984】ソフトバンクグループ、【7974】任天堂が下落しまし た。また、一部国内証券のレポートがネガティブ視され【7011】三 菱重工業が売られました。このほか、【4813】ACCESS、 【6787】メイコーが大幅安となりました。
【チャート分析】
20日日経平均株価・日足は「小陽線」となりました。先週末の米 国株ダウ平均は終盤の動きが良く、終値で40,000ドルを上回り、ド ル円は足元155円70銭近辺で推移しています。ダウ平均の40,000ドル 超えは下支えとなることから、日本株は強弱感が交錯するでしょ う。先週で国内の決算発表はほぼ出そろっており、指数は前営業日 近辺での一進一退が続くと予想され、 【日経平均株価の予想レンジ】 は3万8,600円-3万8,900円と思われます。
プライム市場の売買高は18億0,371万株、売買金額は概算で4兆1,510 億円でした。
20日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は4営業日 ぶりに反発しました。20日日経平均株価が節目の3万9,000円台を
回復するなか、新興市場も幅広い銘柄に買いが入りました。指数は 朝方に年初来安値を一時下回りましたが自律反発狙いの買いが入 り、間もなく切り返しました。ただ、東証グロース市場250指数は 徐々に上げ幅を縮め、国内の長期金利上昇が鮮明になるなかで成長 期待が高い新興株には売りが出やすかったようです。 【グロース市場】

では【141A】トライアルホールディングス、【4478】フリーが下 落しました。一方、【5595】QPS研究所や【5253】カバーは上 昇しました。