再使用型ロケットとは コスト抑制、世界の潮流
きょうのことば
#きょうのことば #経済
2023/12/31 2:00
▼再使用型ロケット 打ち上げた後に機体を回収して繰り返し飛行させるロケットのこと。米スペースXは垂直着陸させた機体の1段目を再利用することでコストを抑えながら高い精度で打ち上げを成功させて一躍、世界のロケット打ち上げの半数近くを占めるまでの存在となった。同社は機体の一部を再使用する現行の主力機であるファルコン9に加えて、次世代機「スターシップ」では機体全体を対象にする計画だ。
ロケットの再使用は世界的な潮流となりつつある。日本も「H3」の後継機で2030年ごろに初飛行を予定する次世代の国の主力ロケットで機体の再使用を採用するほか、複数の新興企業が実現を目指している。欧州でも再使用に向けたエンジンの燃焼試験が始まっているほか、中国でも計画がある。
