バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

『年収の壁』きようのことば

年収の壁とは 一定額到達で手取り減少、人手不足の要因
 
きょうのことば
#きょうのことば #税・予算 #賃上げ2024
2024/1/1 2:00
▼年収の壁 配偶者に扶養されるパートやアルバイトなど非正規の労働者について、年収が一定額に達すると税金や社会保険料が天引きされ、手取りが減少する問題を指す。賃上げすると想定よりも早く壁に達するため、世帯収入への影響を考慮して勤務時間を抑えて調整することがある。

 

《人手不足の要因の一つとして指摘されている。》

 
年収が「103万円」を超えると所得税、101人以上の企業の場合は「106万円」で社会保険料がかかる。その対象でない場合も「130万円」で配偶者の扶養から外れ、社会保険料を払う必要が出てくる。「150万円」を超えると、配偶者特別控除が縮小する。実際には一時的に手取りが減っても、年収が一定額を超えると手取り減は解消される。就業者側の制度への理解の浸透も課題となる。

政府は10月に「年収の壁・支援強化パッケージ」を始めた。「106万円」では賃上げに取り組むなどして実質的に社会保険料を肩代わりする企業に対し、1人当たり最大50万円支給する。「130万円」では、収入が上回っても事業主が一時的だと証明すれば引き続き被扶養者と認定される。政府は対策によって企業が賃上げしやすい環境をつくる。