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1分で読める海外市場(17日)NYダウ続落、早期利下げ観測後退

1分で読める海外市場(17日)NYダウ続落、早期利下げ観測後退
 
 
#Market Morning Briefing #コラム #マーケット
2024/1/18 7:08
 
株式

ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比94ドル45セント(0.25%)安の3万7266ドル67セントで終えた。17日発表の2023年12月の米小売売上高が市場予想を上回って伸びた。米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が後退し、株売りにつながった。ダウ平均の下げ幅は200ドルを超える場面があった。

債券

ニューヨーク債券市場で長期債相場は続落した。長期金利の指標となる表面利率4.500%の10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は安い)4.10%で終えた。小売売上高などの強さに加え、前日にはFRBのウォラー理事が早期の利下げ観測をけん制したこともあり、市場では過度な利下げ期待が薄れている。

為替

ニューヨーク外国為替市場でドル高・円安が進んだ。円相場は一時1ドル=148円台半ばを付けた。

商品

ニューヨーク・マーカンタイル取引所NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の2月物は前日比0.16ドル(0.2%)高の1バレル72.56ドルで取引を終えた。石油輸出国機構OPEC)が公表した月報で24年の世界の原油需要見通しを据え置き、先物の買いにつながった。ただ、中国経済の成長鈍化により原油需要が伸び悩むとの見方は上値を抑えた。

ワンポイント

米国経済が粘り強さを見せています。23年12月の小売売上高は市場予想を上回る結果でした。年末商戦の後半戦もインターネット通販や衣料品販売を支えに消費の勢いが続きました。12月の鉱工業生産指数も前月比マイナスという市場予想に反して前月比でプラスを示しました。想定を超える経済の強さが続けば、前日のFRB高官の早期利下げけん制発言への反応のように市場の金利予想が微調整される可能性もあります。