バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

『ピンポイント着陸』きようのことば

ピンポイント着陸とは 月面の険しい地形でも探査可能に
 
きょうのことば
#きょうのことば #科学&新技術
2024/1/21 2:00
▼ピンポイント着陸 月面で目標から誤差100メートル以内に収まる高精度な着陸技術を指す。日本の探査機「SLIM(スリム)」が世界初の技術実証を目指している。.従来の月探査は数〜十数キロメートルの誤差が出て当然だった。確立できれば精度は10倍以上改善する。

 
精度の制約上、1960〜70年代の米国による「アポロ計画」など従来の月面探査は、着陸が安全な地球を向く月の表側、中央付近に広がる平地ばかりに降りてきた。ピンポイント着陸は例えば、資源の存在が注目される月の南極の探査に役立つ。南極は地形が険しく探査可能な候補地は横幅がごく狭い小高い丘になっている。

他にも月の裏側やクレーターの近くなど従来は探査が困難だった場所を調べるのに必須の技術だ。科学的な調査で月の全貌を調べるほか、将来的な宇宙飛行士による有人での月開発に向けても水、鉱物などの資源が眠る有望地点の探査や採掘、月面基地の建設に向けた物資輸送にもつながる。