バンブーズブログ

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日経平均、米ハイテク株高が追い風(先読み株式相場)


 
 
#国内株概況 #株式 #マーケット
2024/1/22 8:01
22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、1990年2月以来となる3万6000円の大台を終値で回復しそうだ。前週末の米株式市場ではハイテク株を中心に上昇しており、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが優勢となるだろう。日経平均は前日終値(3万5963円)に比べて400円ほど高い3万6400円が上値のメドになる。

前週末19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比395ドル(1.05%)高の3万7863ドルと最高値を更新した。人工知能(AI)の普及がハイテク企業の業績を押し上げるとの期待が高く、半導体関連株などに買いが続いた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も約2年ぶりに最高値を更新したほか、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%高で終えた。

米ハイテク株高を受けて、きょうの東京市場では半導体製造装置株などに買いが入り、日経平均を押し上げそうだ。日本時間20日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物は前週末の清算値と比べて300円高い3万6300円で終えた。

もっとも、日経平均は2024年に入って大幅に上昇しており、節目の3万6000円を上回る局面では目先の利益を確定する売りも出やすい。朝方の買い一巡後は上値が重くなる展開も考えられる。

個別ではダイキン工業に注目だ。21日付の日本経済新聞朝刊は「ダイキンはアフリカで住宅用空調の生産網を構築する」と報じた。ナイジェリアで組み立てラインを設けたのを皮切りに、アルジェリアでも生産の準備を進める。新興国・途上国を指す「グローバルサウス」の経済成長を見越した動きで、将来の収益拡大に期待した買いが入りそうだ。

中国で24年1月の最優遇貸出金利(LPR)の発表がある。米国では23年12月の景気先行指標総合指数が発表される。

〔日経QUICKニュース(NQN) 北原佑樹〕