バンブーズブログ

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【2024年3月19日株レポート】

「決定会合通過後に強気に傾き4万円台回復!」
19日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比263円16 銭高の4万0,003円60銭で終えました。
《本日の国内株式市場》 は朝方売り優勢でスタートし、売り一巡後は戻り足を強めたものの 《前場
はマイナス圏で着地。
《発表後》 昼ごろに発表される日銀の金融政策決定会合の結果待ちで様子見 ムードが優勢でした。しかし、日銀のマイナス金利解除やETF買い 入れの停止、イールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃などが発 表されると、買い戻しなどを絡めて上値追い基調を強めました。政 策変更は事前予想通りの内容でアク抜け感が出たほか、 《日銀声明文で》 、当面緩和的な金融環境が続くとの見通しが示されると、円安進行 と相まって先物が主導する形で広範囲に買いが広がりました。個別 株ベースでもプライム市場全体の75%の銘柄が上昇する買い気の強 い地合いとなりました。
【業種別】 では、不動産、鉱業、輸送用機器などが大幅上昇。下落は海運、医 薬品、銀行の3業種のみとなりました。
【個別銘柄】 では、断トツの売買代金をこなした【6920】レーザーテックが上
値を追ったほか、【8035】東京エレクトロン、【6146】ディスコ なども買いが優勢でした。【6594】ニデックも水準を切り上げま

した。【3778】さくらインターネットにも投資資金の攻勢が続きま した。【6501】日立製作所も上昇しました。半面、【8306】三菱
UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが冴えず、 【9501】東京電力ホールディングスが下値を探りました。
【6619】ダブル・スコープが大幅安、【4062】イビデンの下げも 目立ちました。【9603】エイチ・アイ・エスも利食われました。
【チャート分析】
19日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。日銀が金融 政策決定会合の結果を発表した後、下げ幅を縮小し、一時プラスに
転じました。市場では「決定内容は概ね事前報道の範ちゅうで、出
尽くしの動きだろう」との声が聞かれました。
東証プライム市場の売買高は19億3,254万株、売買金額は概算で5兆 2,007億円でした。
19日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は続伸し ました。終値は前営業日比5.62ポイント高の746.07でした。日銀が 19日まで開いた金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除を決め ましたが、
【当面の展開】 は低金利環境が続くとの見方を背景に日経平均株価が上昇。運用リ スクをとる動きが強まり、新興銘柄も物色されました。出遅れ感か ら中小型株に買いが入りやすかったとの声もありました。 【グロース市場】 では【4485】JTOWERや【3979】うるるが上昇。一方、 【4425】Kudanや【4592】サンバイオは下落しました