バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

2024年3月18日株レポート】

本日の株式相場状況
「日銀政策織り込み急反発、4桁の上昇!」
18日の国内株式市場で日経平均株価は大幅反発し、前週末比1,032
円80銭高の3万9,740円44銭で終えました。
本日の《国内株式市場》
はリスク選好ムードが強まりました。引け間際に上げ幅1,000円超
と、2月13日(1,066円)以来の大きさとなる今年2番目の上げ幅となり
ました。《16日付の日本経済新聞朝刊は「日銀は18~19日に開く
金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除する見通しになった」
などと報じました。日銀の政策修正をにらみ、このところ株式相場
軟調に推移》。市場では先週末の報道をきっかけに悪材料を一定
程度織り込んだとの思惑が強まり、見直し買いが優勢でした。ま
た、1ドル=149円台まで円安・ドル高が進んだことも、輸出関連や
海外事業比率の高い銘柄に追い風になり、ハイテクや自動車など輸
出セクターに有利に働きました。特に半導体関連の値がさ株への買
いが目立ち、日経平均を押し上げる格好となりました。
【業種別】
では不動産、機械、証券・商品先物などが大幅上昇。下落は電気・
ガスと石油・石炭の2業種のみで、鉱業が相対的に見劣りする上昇
となりました。
【個別銘柄】
では、【9983】ファーストリテイリングが4%を超える上昇で上場
来高値を更新。【6526】ソシオネクストなど半導体株の多くが急

伸しました。円安を好感して【7201】日産自動車など自動車株
が大幅上昇。上方修正を発表した【9603】エイチ・アイ・エス
が値を飛ばしました。一方、前の週に人気化した【9501】東京電
力ホールディングスが売りに押されて14.2%安。NY原油の下落を受
けて、【1605】INPEXなどが軟調でした。前期末の実績を下回
る期末配当金見通しを提示した【8622】水戸証券が大幅下落し、
決算を受けて【9743】丹青社が急落しました。
【チャート分析】
18日の日経平均株価・日足は「大陽線」となりました。前週末の金 融政策に関する報道により、当面は緩和的な金融環境が維持される
との見方が支援材料になった格好です。明日に日銀の金融政策決定
会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見を控えますが、その
手前で先物主導で上げ幅を拡大し、強調相場を見せています。
東証プライム市場の売買高は18億4,863万株、売買金額は概算で4兆
6,092億円でした。
18日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は4営業日
ぶりに反発し、終値は前週末比18.97ポイント高の740.45でした。日 経平均株価が大幅高で推移したことで投資家心理が上向き、新興株
にも買いが波及。低金利環境が当面続くとの見方がグロース株の買
いにつながりました。
【グロース市場】
では【5595】QPS研究所や【135A】VRAIN Soluti
on、【5586】Laboro.AIが上昇。一方、【9235】売れ
るネット広告社や【7157】ライフネット生命保険は下落しまし
た。