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今年最大の上げ幅⁉️

NYダウ反発、477ドル高 警戒薄れ今年最大の上げ幅
 
 
#北米 #国際
2024/3/28 5:28 (2024/3/28 5:53 更新)
 
【NQNニューヨーク=横内理恵】27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比477ドル75セント(1.21%)高の3万9760ドル08セントで終えた。今年最大の上げ幅となった。米景気の先行きに対する楽観が投資家心理を支え、相場全体の上昇に出遅れていたディフェンシブ株や景気敏感株などに買いが入った。引けにかけて上げ幅を拡大し、この日の高値圏で終えた。

ダウ平均は前日までの3営業日で約500ドル下げ、短期的な高値警戒感や相場の過熱感が和らいだ面があった。この日は特に目新しい取引材料はなかったが、「米連邦準備理事会(FRB)が年央にも利下げに転換し、米景気の底堅い成長が続くとの見方が買い安心感となっている」(シーミス・トレーディングのジョゼフ・サルッジ氏)との声があった。

引けにかけて上昇の勢いが強まった。四半期末を控えた持ち高調整や利益確定の売りが一巡した一方、運用成績をよく見せるための機関投資家による「お化粧買い」が入ったとみられる。今週は29日が聖金曜日で株式市場や債券市場が休場となる。3連休を前に市場参加者が少ないなか、値動きが大きくなった。

26日に米食品医薬品局(FDA)が新薬を承認したことを受けてメルクが買われた。相対的に割安感のある銘柄を中心に物色が活発で、インテルキャタピラーボーイングなどの上昇が目立った。

半面、主要ハイテク株は高安まちまちだった。ダウ平均ではアップルやアマゾン・ドット・コムが上げた一方、セールスフォースが安い。ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアの下げも目立った。

27日の取引終了後にFRBのウォラー理事が講演する。2月には早期利下げに慎重な姿勢を見せており、発言内容に変化があるのかが注目されている。29日にはFRBが重視するインフレ指標である2月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表もある。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は前日比44.91ポイント(0.86%)高の5248.49で終え、21日以来、約1週間ぶりに最高値を更新した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比83.822ポイント(0.51%)高の1万6399.521で終えた。テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)が上げた。