バンブーズブログ

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NYダウ反発、322ドル高 半導体関連株に買い


 
 
 
2023/12/22 5:37 (2023/12/22 7:05 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比322ドル35セント(0.86%)高の3万7404ドル35セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が2024年に利下げに転じ、米景気を支えるとの期待が根強い。一部銘柄の好決算を受けて半導体関連株が上昇したのも投資家心理の好転につながった。

 
ニューヨーク証券取引所=ロイター
ダウ平均は連日で高値更新が続いた後、20日に475ドル安と大きく下げた。買い遅れていた投資家が主力株を中心に押し目買いを入れた。7〜9月期の米実質国内総生産GDP)確報値にあわせて21日に発表された同期の個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数は前期比年率2.0%上昇と前回(2.3%上昇)から下方修正された。FRBが重視する同指標がインフレの鈍化を示し、24年の利下げ期待を強めたとの見方があった。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、20日夕発表の四半期決算が市場予想を上回った半導体モリーマイクロン・テクノロジーが大きく上昇した。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)のほか、ダウ平均の構成銘柄ではインテルにも買いが及び、投資家心理を支えた。

ダウ平均は上げ幅を40ドルあまりに縮める場面があった。相場の過熱感は解消しておらず、利益確定や持ち高調整の売りが出た。

顧客情報管理のセールスフォースやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが上昇した。半面、ネットワーク機器のシスコシステムズスマートフォンのアップルは売られた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比185.923ポイント(1.25%)高の1万4963.866で終えた。半導体株の上昇が指数を押し上げた。電気自動車のテスラやネット検索のアルファベットも買われた。