バンブーズブログ

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「紅麹」3商品、129自治体2.3万店で86万個販売 大阪市


 
 
#小林製薬「紅麹」問題 #関西 #医薬品・医療介護
2024/4/3 11:27 (2024/4/3 11:51 更新)
 
紅麹配合食品による健康被害を受け、大阪市の対策本部会議で発言する横山市長(奥右)=3日午前、大阪市北区
大阪市は3日、小林製薬が製造した紅麹(こうじ)原料を含む機能性表示食品による健康被害を受け、市の幹部らでつくる対策本部の初会合を開いた。市は会議で、小林製薬に回収を命じた3商品について129自治体の約2万3千店舗で約86万個が販売されたと明らかにした。各保健所で個々の所在を確認中としている。

会議には対策本部のトップを務める横山英幸市長をはじめ11人が出席した。同本部では市の保健所職員らによる専任チームも設置し、商品の回収や健康被害についての情報把握、原因調査を進める。

横山氏は会議の冒頭「被害の相談が増え続け、ステージが変わってきている」と危機感を示した。「必要に応じて専門家にも意見を聞きながら、全力で対応に当たりたい」とも語った。

小林製薬サプリメントを摂取したとされる死者は5人に上る。厚生労働省によると、入院者数は4月1日時点で延べ166人となった。

紅麹原料は昨年12月まで同社の大阪工場(大阪市)で製造されていた。市は3月30日、厚労省とともに食品衛生法に基づき同工場を立ち入り検査した。青カビ由来で毒性の強い「プベルル酸」が健康被害の原因と疑われている。

市は対策本部を通じて製造工程などをさらに調べ、健康被害の原因究明をめざす。