バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

在職老齢年金とは きようのことば

 厚生年金を減額
 
きょうのことば
#きょうのことば #経済
2024/4/13 2:00
▼在職老齢年金 一定の給与がある高齢者の厚生年金を減額する仕組み。65歳以上の働く高齢者で賃金と厚生年金の合計額が月50万円を超えた場合、超えた分の半額を厚生年金額からカットする。基礎年金の支給額に影響はない。

 
制度ができたのは1954年。働いている高齢者は年金が不要だと判断し、支給を停止する目的があった。65年の制度改正で65歳以上で働く人には年金を一定額支給する見直しが行われた。さらに85年改正では全額を支給することになった。ところが、2000年の改正で現在のような支給停止や減額の仕組みを導入した。

総務省労働力調査によると、高齢者の就労者数は23年に930万人と過去最多を更新。65〜69歳の就業率は5割を超える。老後資金への不安もあり、年金をもらいながら働く人が増えている。年金を減額する仕組みが「高齢者の就業意欲をそぐ」として、制度廃止を含めて見直しを求める指摘が厚労省の審議会でも出ている。