バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年4月26日株レポート】

本日の株式相場状況
「日銀の現状維持決定で受け買い膨らむ!」
26日の国内株式市場で日経平均株価は反発し、前営業日比306円28
銭高の3万7,934円76銭で終えました。
《前日の米国株式市場》
でNYダウは続落しましたが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)
は上昇。決算を発表したアルファベットやマイクロソフトも時間外
取引で急伸しました。この米ハイテク株高の流れのなか、
《国内株式市場》
日経平均株価は上昇してスタートしました。日銀金融政策決定会
合の結果発表が注目されましたが、
《昼休み時間中》
に金融政策の現状維持が発表されると、後場に入り一気に買いが膨
らみ日経平均株価の上昇幅は一時400円を超えました。為替も1ドル
=156円台へと円安が進行しました。ただ、買い一巡後はやや伸び
悩み、引けにかけ上昇幅は縮小しました。半導体関連のほか、不動
産、海運株などが買われました。
【個別銘柄】
では、【8035】東京エレクトロンや【6920】レーザーテック、
【6857】アドバンテストが高く、【6526】ソシオネクストや
【6723】ルネサスエレクトロニクスが値を上げました。【6315】
TOWAや【6254】野村マイクロ・サイエンスも堅調な動きを見せ
ました。

半面、【8316】三井住友フィナンシャルグループや【9983】ファー
ストリテイリングが軟調。決算内容が嫌気された【4063】信越化学
工業が急落したほか、【6146】ディスコや【6902】デンソー
【6702】富士通が値を下げました。
【チャート分析】
26日の日経平均株価・日足は「中陽線」となりました。日銀が円安
是正に強い姿勢を示さなかったことで、目先は円安が一段と進みそ
うではあります。ノンストップで1ドル=160円を目指すような流れ
になってしまった場合には、「円安=日本株売り」と悪い連想が働
くリスクがある点に注意を払っておきたいところです。
東証プライム市場の売買高は18億6,122万株、売買金額は概算で4兆
9,674億円でした。
26日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は反発し
ました。終値は前営業日比4.49ポイント高い644.61でした。日銀が
26日まで開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を決めました。 市場で警戒された国債の買い入れ減額は見送られ、買い安心感につ
ながりました。前日に下げた反動から自律反発狙いの買いも入りま
した。【グロース市場】
では、【5595】QPS研究所や【4592】サンバイオが上昇、一
方、【5131】リンカーズが下落しました