【2024年3月15日株レポート】 本日の株式相場状況
「半導体関連株を中心に値を下げる!」
15日の国内株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、前営 業日比99円74銭安の3万8,707円64銭で終えました。
《前日の米国株式市場》 は、NYダウは137ドル安と4営業日ぶりに反落しました。米2月卸売
物価指数(PPI)が予想を上回り米利下げ期待が後退した結果を受け、 《日経平均株価》
は軟調にスタートしました。半導体関連株などが下落し一時280円 を超す下落となりました。売り一巡後は下値に買いが入り、
《後場》 に入り一時プラス圏に浮上する場面も見受けられたものの、その後 は売り直され日経平均株価は軟調に推移しました。
【業種別】 では、商社や自動車、石油株などは堅調でTOPIXは上昇しており、 全体的には高安まちまちの展開となりました。
【個別銘柄】 では、【6920】レーザーテックや【8035】東京エレクトロン、 【6857】アドバンテスト、【6146】ディスコといった半導体関連株 は軒並み安となりました。【9104】商船三井や【9107】川崎汽船 も軟調。【6861】キーエンスや【4911】資生堂、【2802】味の素
が値を下げました。【9513】Jパワーも売られました。 半面、【8058】三菱商事や【8031】三井物産が高く、【7203】ト ヨタ自動車や【7267】ホンダ、【7201】日産自動車もしっかり。 【1605】INPEXや【5020】ENEOSホールディングスが値を
上げました。【9501】東京電力ホールディングスが連日の大幅高と なり、【9984】ソフトバンクグループや【3778】さくらインター
ネットが買われました。
【チャート分析】 15日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。市場では、 「重要イベントを前に投資家の様子見姿勢は強かったが、日銀がマ イナス金利政策を解除しても、利上げは時間をかけて進める可能性 が高く、当面は緩和的な金融環境が続くとの見方は日本株相場の支 えになっていた」との声がありました。
東証プライム市場の売買高は23億6,898万株、売買金額は概算で5兆 7,934億円でした。
15日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は3営業日 続落しました。終値は前営業日比16.72ポイント安の721.48でした。 米長期金利の上昇に加えて、来週に日銀がマイナス金利政策を解除 するとの観測が広がるなか、国内の長期金利に上昇圧力がかかって います。金利上昇に弱いとされる新興銘柄には見切り売りが膨ら み、後場に下げ幅を拡大しました。
【グロース市場】 では、【6255】エヌ・ピー・シー、【3979】うるるが上昇しまし
た。一方、【4478】フリー、【4485】JTOWERが下落しました