バンブーズブログ

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日経平均反発、一時300円高 ハイテク株に買い


 
 
 
2024/6/13 9:04 (2024/6/13 9:24 更新)
13日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発で始まり、前日に比べ220円ほど高い3万9100円台前半で推移している。12日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連などハイテク株を中心に買いが入っている。上げ幅は一時300円を超えた。

12日の米市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は1.52%上昇し、連日で過去最高値を更新した。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大きく上げた。同日発表の5月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米長期金利が低下したことが追い風となった。東京市場では値がさの東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)などが上昇し、日経平均を押し上げている

米連邦準備理事会(FRB)は12日まで開いた米連邦公開市場委員会FOMC)で年内の利下げが1回に減る予想を示した。ただ、2025年の利下げ予想回数は増えており、市場では「FRBが明確にタカ派に傾いたわけではない。将来的な利下げの方向性は変わらないことが米ハイテク株の支えになったとみられ、きょうの東京市場でも半導体関連を中心に物色が向かいやすい」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との見方があった。

東証株価指数TOPIX)は反発して始まったものの、ほどなくして下げに転じた。外国為替市場で円相場が1ドル=156円台後半と、前日夕に比べて円高・ドル安となっており、トヨタなど輸出関連株が下落している。

三菱重やサイバー、TDKが上昇している。一方、中部電や東電HD、リコーが下落している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕