「日経平均株価は3営業日続伸も米株先物にらみ上値の重い展開に!」
26日の国内株式市場で日経平均株価は続伸し、前営業日比181円56銭高の2万7,431円84銭で終えました。
本日の国内株式市場は前日の米国株式市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇したことを受け、引き続き主力株を中心にリスクを取る動きが優勢となりました。本日は香港ハンセン指数をはじめアジア主要国の株価が総じて強い動きを見せたこともプラスに作用しました。ただ、上値の重さも意識されました。米国株式市場では米10年債利回りの低下を受けて、半導体関連などをはじめハイテク株が高く、国内株式市場でもこの流れが同関連株に追い風として意識されたものの、買い一巡後は値を消す銘柄も多かったです。米株価指数先物が軟調に推移するのを横目に、後半は目先筋の利益確定売りや戻り待ちの売りで上げ幅を縮小しました。
【業種別】
では医薬品、サービス、その他金融などが上昇した一方、海運、陸運、石油・石炭などが下落しました。
【個別銘柄】
では、【9984】ソフトバンクグループが堅調、【6758】ソニーグループもしっかり。【6861】キーエンスが値を上げ、【4523】エーザイも高い。【9983】ファーストリテイリング、【6098】リクルートホールディングスなども上昇しました。半面、売買代金トップの【6920】レーザーテックが利益確定売りに押され、【8035】東京エレクトロンも軟調。【9101】日本郵船、【9104】商船三井なども下値を探る展開となりました。
東証プライム市場の売買高は10億4,471万株、売買金額は概算で2兆7,070億円でした。
26日の新興企業向け株式市場で東証マザーズ指数は3営業日続伸しました。終値は前営業日比10.68ポイント(1.45%)高い748.32と、9月15日以来の高値でした。米国の利上げペースが緩むとの思惑から米長期金利が低下しており、国内の新興市場でも相対的な割高感が薄れたとの見方から高PER(株価収益率)株の一角に買いが入りました。
【東証グロース市場】では、【4565】そーせいグループ、【4393】バンク・オブ・イノベーションが買われました。一方、【9552】M&A総合研究所、【4194】ビジョナルが売られました。