バンブーズブログ

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NYダウ反発、100ドル高 指標改善で景気敏感株に買い


 
 
#北米
2023/4/18 5:18 (2023/4/18 5:51 更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前週末比100ドル71セント(0.3%)高の3万3987ドル18セントで終えた。米経済指標の改善を受けて景気の先行き不安が和らいだ。半面、主力企業の決算発表を控えて買いの勢いは乏しく、ダウ平均の上値は重かった。

17日発表の4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は10.8と3月(マイナス24.6)から改善し、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(マイナス15)も上回った。これを受けて景気敏感株の一角が買われ、航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエムが上昇した。消費関連株であるホームセンターのホーム・デポも高かった。

ダウ平均は下げに転じる場面もあった。経済指標の上振れで米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けやすくなるとの見方が意識され、相場の重荷となった。今週は大手金融のほか動画配信のネットフリックスや電気自動車のテスラなど大手ハイテク企業の決算発表が予定されている。投資家心理を左右する可能性もあり、内容を見極めようと様子見の投資家も多かった。

医療保険のユナイテッドヘルス・グループや石油のシェブロン、バイオ製薬のアムジェンは下落した。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前週末比34.258ポイント(0.3%)高の1万2157.724で終えた。韓国サムスン電子が自社のスマートフォンに通常使用する検索エンジンをグーグルからマイクロソフトの「ビング」に切り替えることを検討していると伝わり、グーグル親会社のアルファベットが下落した。