バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

旧ソ連でも、いまのプーチン体制の下でも、ロシアは変わっていない。

帝国主義の本能に突き動かされて、人々を征服し、皆殺しにして、黙って現状を受け入れるように強制している。国際社会は「経済協力」や「巨大マーケット」という幻想に目をくらまされていた。「ロシアが同じ法的、領土的枠組みにある」と考えるのはナイーブすぎる。ロシア連邦の民族的地図を考えれば、我々は自由で独立した国家群の創設を検討しなければならない。国際社会は、連邦の内側にいる人々の固有の権利を支援する義務がある〉この会議が開かれると、米シンクタンクの太平洋協議会はさっそく反応して2月9日、ウクライナの専門家が「プーチンのロシアはロシア皇帝ソ連のように崩壊するのか」と問題提起した論文を掲載した。
〈わずか1年前には、こんな会議が開かれるとは想像もできなかった。ウクライナ戦争は「ロシアの帝国主義問題」を中心課題に据えてしまった。プーチン帝国主義的野望を非難し、ロシア自体の「脱植民地化(decolonization)」を求める声が国際論壇に登場している。ロシアの崩壊を望む声で、みんなが一致しているとはいえないが、いまや、この問題はタブーではなくなった〉この「脱植民地化」とは、ロシアが国内の多くの自治共和国を事実上の植民地にしていた状態から脱却することを指している。先の「再・連邦化」とは脱植民地化を達成したうえで、ロシアを再び、より民主的な連邦制に組み換えることを目指している。

4月17日付の外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は、欧州問題を専門にする女性ジャーナリストによる「西側はロシアの崩壊に備えている」と題した記事を掲載した。彼女はロシアの崩壊を予想する声と並んで、逆に「崩壊はありそうもない」という意見も紹介している。