バンブーズブログ

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NYダウ3日ぶり反落、199ドル安 前週末急伸の反動で


 
 
 
2023/6/6 5:16 (2023/6/6 5:45 更新)
 
【NQNニューヨーク=矢内純一】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落し、前週末比199ドル90セント(0.6%)安の3万3562ドル86セントで終えた。前週末に701ドル高と急伸した反動で、主力株の一部に利益確定売りが広がった。景況感指標の悪化も景気懸念につながり、相場の重荷だった。スマートフォンのアップルは上場来高値を更新したが、下落して終えた。

米国の債務上限問題への不安払拭や米連邦準備理事会(FRB)の6月の米連邦公開市場委員会FOMC)での利上げ見送り観測で前週末2日にダウ平均は大幅に上昇し、今年最大の上げ幅を記録していた。1カ月ぶりの高値を付けていたため、主力株の一部に利益確定売りが出た。

午前発表の5月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は50.3と市場予想(52.3)に反して、前月から悪化した。これまで堅調だったサービス業の景況感が悪化したことも、米株の重荷となった。

アップルは下落して終えた。年次開発者会議「WWDC」が始まる前は買いが先行し、上場来高値を更新した。だが、新製品であるゴーグル型ヘッドマウントディスプレーが発表されると次第に売りが優勢となった。映画・娯楽のウォルト・ディズニーはアップルの新製品で動画配信サービスを提供することが明らかとなり、上昇に転じた。

半導体インテル、工業製品・事務用品のスリーエム、スポーツ用品のナイキが下げた。一方、バイオ製薬のアムジェン、小売りのウォルマートが上昇した。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。前週末比11.337ポイント(0.1%)安の1万3229.429で終えた。半導体のエヌビディア、交流サイトのメタプラットフォームズが売られた。