バンブーズブログ

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NYダウ続伸、43ドル高 ハイテク株買いが支え


 
 
 
2023/6/10 5:16 (2023/6/10 5:48 更新)
 
【NQNニューヨーク=稲場三奈】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比43ドル17セント(0.1%)高の3万3876ドル78セントで終えた。来週に米経済指標や米連邦準備理事会(FRB)による政策金利の発表を控え、様子見の雰囲気があった。一方、ハイテク株への買いが引き続き相場の支えとなった。

来週は13日に5月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、13〜14日に米連邦公開市場委員会FOMC)が開かれる。内容を見極めたいというムードが根強い。週末を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられた。

ダウ平均は前日までの3営業日で270ドルあまり上昇していた。朝方は持ち高を調整する動きが出やすく、下げに転じる場面があった。

最近の戻りをけん引してきたハイテク株への買いが引き続き入った。ダウ平均の構成銘柄では、顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップルが買われた。

日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や製薬のメルクなどディフェンシブ株の一角に買いが入った。一方、映画・娯楽のウォルト・ディズニーやスポーツ用品のナイキが売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比20.619ポイント(0.2%)高の1万3259.143で終えた。週間では0.1%高と、7週連続で上昇。2019年9〜11月以来の長さとなった。

電気自動車(EV)のテスラの上昇が目立った。自動車のゼネラル・モーターズGM)のEV向けに急速充電設備を24年から利用できるようにすると8日夕に発表し、収益期待が広がった。米国で前月にアカウント共有の有料化を始めた後の新規加入者が大幅に増えたと伝わった、動画配信のネットフリックスも買われた。

多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数は続伸し、前日比0.1%高い4298.86で終えた。連日で22年8月16日以来、およそ10カ月ぶりの高値となった。