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福島第一原発の処理水、10月5日から2回目の海洋放出…1回目終了後に問題みられず


 
配信 2023年9月28日 20:21更新 2023年9月28日 20:44
読売新聞オンライン

 東京電力は28日、福島第一原子力発電所の処理水について、10月5日から2回目の海洋放出を開始すると発表した。1回目の放出完了後、設備の点検結果などに問題はみられず、当初の計画通りに実施できると判断した。


 東電によると、1回目は8月24日から9月11日に約7800トンの処理水を放出した。


 処理水に大量の海水を混ぜて、放射性物質トリチウムの濃度を国の排出基準(1リットル当たり6万ベクレル)の40分の1(同1500ベクレル)未満にする計画だったが、1回目は、海水を混ぜた直後の処理水のトリチウム濃度は同160~200ベクレルだった。放出後はさらに薄まったとみられ、同原発周辺で毎日測定した海水のトリチウム濃度は同10ベクレルが1回確認された以外は、全て検出限界値を下回る「不検出」だった。

 

 2回目は、10月3日から最初に放出する処理水のトリチウム濃度を測定し、問題がなければ同5日から放出を始める。放出量は1回目と同じ約7800トンで、順調なら同23日に完了するという。


 処理水について、東電は今年度、原発で貯蔵する量の約2%に当たる約3万1200トンを4回にわけて放出する計画を明らかにしている。