バンブーズブログ

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NYダウ続伸65ドル高 金利低下、CPI控え様子見も


 
 
 
2023/10/12 5:48 (2023/10/12 6:35 更新)
 
【NQNニューヨーク=戸部実華】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、前日比65ドル57セント(0.19%)高の3万3804ドル87セントで終えた。朝発表の9月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回ったものの、前月から伸びが鈍化した。米長期金利が連日で低下し、株式相場の支えとなった。ただ、12日に9月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見姿勢も強く、ダウ平均は下げる場面もあった。

9月のPPIは前月比0.5%上昇とダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.3%上昇)を上回った。一方、8月(0.7%上昇)からは伸びが減速した。市場ではガソリンなどエネルギー価格の押し上げ要因が大きいとの見方から「PPIの上振れが米連邦準備理事会(FRB)の政策判断を変えることはない」(Bライリーのアート・ホーガン氏)と受け止められた。

長期金利は一時は4.5%台を付け、前日終値(4.65%)を下回って推移した。このところFRB高官が相次いで追加利上げに慎重な姿勢を示している。11日はウォラー理事が「金融環境が引き締まっており、我々の任務の一部を肩代わりしている」との考えを示したと伝わった。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりを背景に相対的に安全な資産である米国債は買われやすい面もあった。

午後にFRBが公表した9月開催分の米連邦公開市場委員会FOMC)議事要旨では「大多数の参加者が今後の会合でもう一回利上げすることが適切になる」とみていた一方、数人は「利上げしないことが正当化される」としていたことが明らかになった。景気見通しに関しては「大半の参加者が景気の先行きは極めて不透明」とみていた。

市場では要旨について「政策判断を慎重に進めたいFRBは10月31日〜11月1日の会合で政策金利を据え置くことになるだろう」(コメリカ・バンク)との見方があった。

ダウ平均の上値は重かった。12日に発表を控える9月のCPIは、前年同月比と前月比ともに伸び率が縮小すると予想されている。食品とエネルギーを除くコア指数は前月比では8月と同じ上昇率が見込まれている。市場予想から大幅に上振れする内容となればFRBが追加利上げを決める可能性も意識され、買い手控えにつながった。

個別では、バイオ製薬のアムジェンや航空機のボーイングが高い。ソフトウエアのマイクロソフトスマートフォンのアップルも買われた。一方、石油のシェブロンが安い。医薬品・医療機器のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比96.833ポイント(0.71%)高の1万3659.677で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタ、画像処理半導体のエヌビディアなど主力株に買いが入った。