バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【11月第1週振り返り】 今週の見通し

 

 

 

 

 

 


11月2日木曜
《本日の国内株式市場》
 終始買い優勢の展開で、日経平均株価は一時450円以上の上昇を 見せ3万2,000円台を回復する場面もありました。前日の欧州株式市 場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株式市場でも FRBが今回のFOMC金利の据え置き(株価⤴️)を決定、これを好感する形で NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続伸歩調となりました。 欧米株高を受け、国内株式市場でも朝方から空売り筋の買い戻し(⤴️)が 全体相場を押し上げる形となりました。半導体関連株が軒並み買わ れ、市場のセンチメントを強気に傾けました。ただ、3連休前とい うこともあり上値では目先筋の手仕舞い売りも観測され、終値では 3万2,000円台に届きませんでした。 【業種別】では、サービス、電気・ガス、空運などが上昇した一方、鉄鋼、そ の他金融、パルプ・紙などが下落しました。 【個別銘柄】 では、【6920】レーザーテック、【8035】東京エレクトロンと いった半導体主力株が軒並み高となり、【7203】トヨタ自動車が 大商いで続伸、【6861】キーエンスも買われました。【4980】デク セリアルズが値上がり率首位に買われたほか、【4751】サイバー エージェントも物色人気となりました。半面瑣げ、【8058】三菱商事は 商いを膨らませながらも大きく売りが優勢となりました。【7270】SUBARUも下値を探る展開となり、【4027】テイカも急落しました。
【11月1日水曜】
《本日の国内株式市場》
はリスクオン(投資家がリスクをとって収益を追求しやすい環境)が鮮明となり、日経平均株価は朝方高く始まった後も一段と水準を切り上げ、高値圏で終日強含みに推移しました。前日の欧州株式市場が総じて高かったほか、米国株式市場でも主要株価指数が揃って上値を指向、国内株式市場もこの流れを引き継ぎました。また、前日の日銀金融政策決定会合後に外国為替市場で1ドル=151円台後半まで円安が進行したことも輸出株を中心に追い風材料となりました。そのなか日経平均株価先物主導でインデックス買いが入り、上げ足が助長された形となりました。個別株は決算発表の結果によって明暗を分けましたが、本日は好決算を評価する買いが目立つ地合いとなりました。
【個別銘柄】
では、4,600億円を超える巨額の売買代金をこなした【6920】レーザーテックが急伸、【7203】トヨタ自動車(円安)も商いを膨らませ上昇。【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバンクも買いを集めました。他にも、【6861】キーエンスが値を上げ、【9936】王将フードサービスも大きく上昇しました。半面、【6857】アドバンテストが安く、【6526】ソシオネクストが大きく下値を探りました。【6080】M&Aキャピタルパートナーズがストップ安となり、【7599】IDOMも一時値幅制限いっぱいに売られる場面がありました。


【10月31日火曜】
《本日の国内株式市場》
は、前場は主力株を中心に強弱観が対立、はっきりしない値動きで日経平均株価は小安く推移しました。日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑が働いたことによりますが、昼ごろに結果が発表されると、想定よりもハト派的な内容との見方から空売り筋の買い戻し↗️を誘う形で全体相場は上昇に転じました。
【業種別】
では半導体関連株への売りが目立ちましたが、保険や銀行など金融株、食料品や水産などのディフェンシブ株(景気動向に業績が左右されにくい)、小売などインバウンド関連に買いが入り、全体相場を支えました。
【個別銘柄】
では、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバンクが高く、【4661】オリエンタルランドが堅調な動きを見せました。【6861】キーエンスも買いが優勢となりました。他にも、【7203】トヨタ自動車がしっかり、【4220】リケンテクノスはストップ高となりました。半面、群を抜く売買代金をこなした【6920】レーザーテックが値を下げ、【6146】ディスコなどの半導体関連の売りが目立ちました。他にも、【3132】マクニカホールディングスは下落率トップに売り込まれ、【7988】ニフコも下落しました。

 


【10月30日月曜】
《30日の国内株式市場》
日経平均株価は反落し、前週末比294円73銭安の3万0,696円96銭で終えました。


本日は、ダウ平均株価の大幅安が嫌気され、寄り付きから300円を超える下落となりました。中東での地政学リスクが引き続き意識されるなか、今週は日米の中央銀行による金融政策会合が予定されており、この結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせました。企業の決算発表が徐々に本格化していますが、決算内容が低調な企業に売りがかさみ、ストップ安銘柄が相次いだことも全体相場の下げを助長しています。13時台半ばに下を試しに行ったところで3万0,500円は割り込まなかったことから、14時以降はじりじりと値を戻し、大幅安ではあったものの、後場の高値圏で取引を終了しました。
【業種別】
では電気・ガスと電気機器の2業種のみが上昇し、輸送用機器、医薬品、繊維などが下落しました。
【個別銘柄】
では、決算が好感された【6861】キーエンスが8%高。通期見通しを引き上げた【6501】日立が急伸しました。地合いの悪い中、【6920】レーザーテックや【8035】東京エレクトロンなど半導体株が底堅い動きを見せました。一方、【6301】コマツが上方修正や増配を発表したにもかかわらず7%を超える下落。下方修正を発表した【7732】トプコンや【6645】オムロンも下落しました。【8316】三井住友フィナンシャルグループや【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株は全般軟調でした。


来週の見通し(11月6日~)
来週の日経平均株価は堅調な動きになりそうです。海外は目立った材料に乏しく、国内では決算発表が多いため、リリースを手がかりに日々個別物色が盛り上がると見込まれます。決算を消化するのは翌週となりますが、金曜10日には【8035】東京エレクロトンの発表が予定されており、半導体株の売買も活況となりそうです。日経平均株価は今週、日銀会合やFOMCを消化して大きく上昇しました。その手前では値固めが進展しており、投資家のセンチメントは大きく改善したと思われます。商いの増加とリスク選好ムードの高まりが期待できる中、
下げづらく上げやすい好循環が続くと予想します。