バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【11月第4週日経平均振り返り】来週の見通し

【11月第4週日経平均振り返り】
11月24日金曜
【本日の国内株式市場》
前場日経平均株価は3万3,800円台に乗せる場面もあり、 一時は年初来高値を上回りました。しかし、 後場に入ってからは利益確定売りが優勢となりました。23日の米 国株式市場は、感謝祭で休場でしたが、22日のNYダウは184 ドル高と反発していました。国内株式市場も23日が勤労感謝の日 で、この日は休日明けでしたが、 前場は米株高を受け買いが先行する展開となりました。
為替相場
ドル円相場は1ドル=149円台半ばへの円安に振れたことも全体 相場を押し上げました。しかし、週末ということもあり、 後場に入ってからは様子見気分が強まったほか、 今晩の米国は短縮取引となることもあり、 買い一巡後は売りに押されました。
【業種別】
では輸送用機器、保険、ゴム製品などが上昇した一方、パルプ・ 紙、陸運、空運などが下落しました。
【個別銘柄】
では、【7203】トヨタ自動車や【7267】ホンダ、【720 1】日産自動車といった自動車株が高く、【8035】 東京エレクトロンや【6723】ルネサスエレクトロニクスがしっ かり。【7011】三菱重工業が買われ、【9107】 川崎汽船や【8058】三菱商事が値を上げました。
半面、【6920】レーザーテックや【6857】 アドバンテストが安く、【6861】キーエンスや【6367】 ダイキン工業軟調でした。

 


11月22日水曜
《本日の国内株式市場》
は朝方はリスク回避ムードが漂うなか日経平均株価が安くスタート しました。 前日の欧州株式市場で主要国の株価指数が総じて安かったほか、 米国株式市場でもNYダウ、 ナスダック総合株価指数ともに軟調で、 投資家のセンチメントが冷やされました。ただ、 寄り後は押し目買いの動きが活発化しました。 為替市場で再び円安方向に振れたことが追い風材料となり、 海運や紙パなどバリューセクターに買いが入り全体を支えました。 イスラエルパレスチナ自治区ガザでの戦闘を4日間休止するとの 報道で地政学リスクに対する警戒感の後退もポジティブに作用しま した。ただ、 上値を買い進む動きも限定的で後場は上げ幅を縮小しました。
【個別銘柄】
では、【6920】レーザーテックがしっかり、【9107】 川崎汽船も買いが優勢。【9983】ファーストリテイリングが堅 調でした。【6861】キーエンス、【6315】TOWAなども 値を上げました。半面、【8035】東京エレクトロン、【685 7】アドバンテスト、【6146】ディスコが軟調、【6526】 ソシオネクストも売られました。【6191】エアトリも大きく下 値を探る展開となりました。

 

 

 

 

 


11月21日火曜
《21日の国内株式市場》
日経平均株価は続落し、前営業日比33円89銭安の3万3, 354円14銭で終えました。


《本日の国内株式市場》
は、方向感のつかみにくい展開でした。前日の米国株式市場ではN Yダウなど主要株価指数が揃って上昇、 米長期金利の低下を背景に半導体セクターをはじめハイテク系グロ ース株が買われ、 ナスダック総合株価指数の上昇率が相対的に目立ちました。 これを受け国内株式市場でも主力ハイテク株を中心に物色の矛先が 向かいました。ただ、 目先高値警戒感からの利益確定売り圧力は拭えず、 朝方の買い一巡後は値を消す展開に。
外国為替市場》
で1ドル=147円台前半まで急速に円高が進んだことも自動車株 中心に嫌気されました。 そのなか日経平均寄与度の高い半導体関連株が買われ、 全体指数を下支えする形となりました。
【個別銘柄】
では、【7203】トヨタ自動車が売りに押されたほか、【830 6】三菱UFJフィナンシャル・グループ、【8316】 三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが安い。【701 1】三菱重工業が売られ、【6902】 デンソーも値を下げました。【8001】伊藤忠商事、【8031 】三井物産など総合商社の下げも目立ちました。
半面、群を抜く売買代金をこなした【6920】 レーザーテックが上昇、【8035】東京エレクトロン、【685 7】アドバンテスト、【6146】ディスコなど半導体製造装置関 連は軒並み強さを発揮しました。【9984】 ソフトバンクグループも堅調となりました。【9107】 川崎汽船など海運株が買われ、【9843】 ニトリホールディングスが大幅高、【6098】 リクルートホールディングスも堅調な展開となりました。

 


11月20日月曜
《国内株式市場》
も利益確定売りで反落して始まりましたが、 売り一巡後は買い直され一時3万3,800円台まで上昇し、33 年ぶりの水準に値を上げました。【業種別】
では保険、鉱業、銀行などが上昇した一方、輸送用機器、 非鉄金属、ゴム製品などが下落しました。
【個別銘柄】
では、【6920】レーザーテックや【8035】 東京エレクトロン、【6146】ディスコといった半導体関連株が 軟調。【7203】トヨタ自動車や【7267】ホンダが安く【6 758】ソニーグループや【7974】任天堂が値を下げました。 他にも、【8058】三菱商事や【4063】信越化学工業、【2 802】味の素が下落しました。半面、 今期業績予想の増額修正を発表した【8766】 東京海上ホールディングスは大幅高。【8306】 三菱UFJフィナンシャル・グループや【8316】 三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も値を上げました。【 9984】ソフトバンクグループや【9983】 ファーストリテイリングも堅調な動きとなりました。

 

 


《来週の見通し11月27日以降》


来週の日経平均株価は一進一退の動きになりそうです。月替わりの タイミングとなり、日米で経済指標が多く出てきます。 米国の長期金利ドル円がクローズアップされる場面が増えてくる と考えられ、 現状では米国の長期金利上昇に対する警戒は大きく後退しています 。ただ、今週は米長期金利が低下しても、ドル安・ 円高が進行したことで日本株が売られる場面がありました。 米金利や為替がどう動くかで業種では濃淡がつくと思われるだけに 、全体では強気にも弱気にも傾きづらくなると考えます。26日に 予定されていたOPECプラス会合は、30日に延期されました。 原油価格の動向にも神経質になりそうで、 方向感が定まらないと予想します。