バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

日経平均株価《11月第2週振り返り》と今週の見通し

 

【11月10日金曜】
《国内株式市場》 も軟調にスタートしましたが、売り一巡後は下げ幅が縮小しまし た。前営業日に決算発表を行い4~9月期の連結最終損益が大幅赤字 となった【9984】ソフトバンクグループが急落したほか、同じく決
算発表を受け【6758】ソニーグループや【7267】ホンダが売られた ことも嫌気されました。ただ、後場にかけ
【業種別】
銀行株や海運株、商社株などが値を上げたことから日経平均株価
下げ渋る展開となりました。
【個別銘柄】 では、【6920】レーザーテックや【6723】ルネサスエレクトロニ クスが安く、【7203】トヨタ自動車や【7201】日産自動車など自 動車株にも売りが膨らみ軟調な動きを見せました。【6367】ダイキ ン工業や【6861】キーエンス、【6098】リクルートホールディング スが下落しました。 半面、【8035】東京エレクトロンや【6146】ディスコ、【6525】K OKUSAI ELECTRICが高く、【9101】日本郵船や 【9107】川崎汽船、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループ などのメガバンクが値を上げました。


⭐ エントリーチャンス? 1【9101】日本郵船 11月8日底をつけて3日目5日線の上に乗りま
した@3521当面4000円を目指し4日は上昇。

 

【11月9日木曜】 《本日の国内株式市場》

は大きく買い優勢に傾きました。前日の米国株式市場で米長期金利 の急低下を背景にハイテク株中心に買われ、これを受けて投資家の センチメントが改善しました。米10年債利回りが4.5%を下回り、 日米金利差縮小を背景に外国為替市場で1ドル=151円台までドル 高・円安が進んだことも輸出セクター中心に好感されました。国内 株式市場ではオプションSQ算出を明日に控えていますが、後場に 入ると先物主導で大口買いが流入日経平均株価の上げ足が加速、 オプションの権利行使価格を意識した投機的な売り買いが活発でし た。
【業種別】 ではその他製品、石油・石炭、鉱業などが大幅上昇。下落はサービ スと非鉄金属の2業種のみで、繊維が小幅な上昇にとどまりまし た。
【個別銘柄】 では、売買代金がほぼ4,500億円に達した【6920】レーザーテック が上値追い、【7974】任天堂も商いを膨らませ大幅高となりまし た。【9983】ファーストリテイリング、【8058】三菱商事も上昇し ました。【6315】TOWAが大商いで急騰、【2309】シミック ホールディングスはストップ高に買われました。
⭐ エントリーチャンス 2【8058】三菱商事 11月8日から三日目終値@68005日線の上に
ローソク足が乗った。買いチャンスかもしれない。7500円を目標に 上昇の予想。半面、【6758】ソニーグループが冴えず、【6098】リ クルートホールディングスが大きく値を下げました。【3405】クラ レも下落、【9075】福山通運も大幅安となりました。
【11月8日水曜】 《本日の国内株式市場》

は朝方は買いが先行、寄り後早々に日経平均株価は3万2,500円台ま で水準を切り上げましたが、その後は一貫して値を消す展開になり
ました。
《前日の米国株式市場》 では、米長期金利の低下を背景にハイテク株中心に買われ、主要株 価指数が上昇、ナスダック総合株価指数は2年ぶりとなる8連騰を記 録しました。米10年債利回りは4.5%台まで低下、これを受けて国 内株式市場でも半導体関連株などに物色の矛先が向きました。個別 株は決算によって明暗を分けていますが、決算悪で過剰に売り込ま れる銘柄が相次ぎ、市場のセンチメントが悪化しています。 【業種別】 ではその他製品、医薬品、空運などが上昇した一方、石油・石炭、 鉱業、パルプ・紙などが下落しています。
【個別銘柄】 では、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバ ンクの下げが目立ちました。【7011】三菱重工業が売られ、 【7012】川崎重工業は大幅安となりました。【9107】川崎汽船も 下値模索の展開が続きました。他にも、【7846】パイロットコーポ レーションが急落しました。半面、売買代金断トツの【6920】 レーザーテックが高く、【7974】任天堂も商いを膨らませ上昇し ました。【6758】ソニーグループも堅調な動きを見せ、【7261】
マツダが値を飛ばしました。 【11月7日火曜】
《本日の国内株式市場》
は売り先行で始まった後、日経平均株価は下値模索の動きを一段と
強めました。前日の米国株式市場ではNYダウなど主要株価指数
続伸歩調を維持しましたが、いずれも上げ幅は小さく上値が重い様
子でした。米長期金利も再び上昇に転じており、国内株式市場では
リスク回避ムードがにわかに高まりました。日経平均株価は前営業

日までの4営業日合計で2,000円あまりの上昇を示していたことで目
先筋の利食いを誘発しやすかった面もあります。特に前場後半以降
は一貫して水準を切り下げる展開となり、ほぼ安値引けに近い形と
なりました。取引時間中は軟調なアジア株や米株価指数先物を横目
押し目に買い向かう動きもまばらでした。
【業種別】
では、プラスは水産・農林、鉄鋼、非鉄金属の3業種のみ。一方、
電気・ガス、パルプ・紙、保険などの下げが目立ちました。
【個別銘柄】
では、【7011】三菱重工業が商いを膨らませながらも大きく利食
われました。【6861】キーエンスも下落しました。【9107】川崎
汽船が下値模索となり、【8035】東京エレクトロンなども軟調な 動きを見せました。他にも、【2802】味の素は10%超の急落で値
下がり率トップとなり、【1803】清水建設が大幅安となりまし
た。半面、売買代金断トツの【6920】レーザーテックが逆行高、
【6758】ソニーグループ、【6146】ディスコも頑強な値動き。
【8001】伊藤忠商事が買われ、【5401】日本製鉄もしっかり。
【7236】ティラドは1本値でストップ高に買われ値上がり率トップ
となりました。
【11月6日月曜】
【6日の国内株式市場》 で日経平均株価は続伸し、前週末比758円59銭高の3万2,708円48銭 で終えました。
本日の国内株式市場は先物主導でリスク選好の地合いが鮮明となり ました。前週末の米国株式市場では注目された10月の米雇用統計の
内容が市場コンセンサスを下回る内容であったことから、金融引き
締めの長期化懸念が後退、ハイテク株中心に広範囲に買われまし

た。米長期金利低下が好感されNYダウ、ナスダック総合株価指数 ともに上値指向を続けており、国内株式市場でも半導体関連などが
牽引する形で全体指数を押し上げました。また、植田日銀総裁のハ ト派姿勢も変わらず、国内で金融緩和環境が当面続くとの見方が空 売りの買い戻しなどを呼び込み、日経平均株価の上げ足を助長しま した。
【業種別】 では非鉄金属、機械、輸送用機器などが上昇した一方、海運、水産・ 農林、銀行などが下落した。
【個別銘柄】 では、【7203】トヨタ自動車出来高を膨らませ上値追いとなっ たほか、【8035】東京エレクトロンなどの半導体主力株が買われま した。【8001】伊藤忠商事なども買いが優勢でした。他にも、 【5805】SWCCが値上がり率首位となり、【6622】ダイヘンは 値幅制限いっぱいに買われました。半面、【9107】川崎汽船など海 運株が安かったほか、【8306】三菱UFJフィナンシャル・グルー プなどのメガバンクも売り優勢となりました。他にも、【6070】
キャリアリンクが一時ストップ安に売り込まれたほか、【2206】江 崎グリコも大きく下値を探りました。
来週の見通し(11月13日~) 来週の日経平均株価は不安定な展開になりそうです。
決算発表は来週も金融の主力どころが残ってはいますが、火曜まで
でほぼ終了し、水曜からは材料難となります。今週は米国の長期金
利に翻弄されましたが、来週も14日に米10月消費者物価指数(CPI)の ﹅﹅﹅﹅﹅
発表があり、米金利にらみの状況が続くと予想します。株式市場と ﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅
しては金利が低下することが好ましいですが、今週の国内株式市場 では米金利低下を受けて金融株が大きく崩れる場面がありました。 米金利が低下すればリスクオンといった簡単な構図にはならなそう

です。直近ではパウエルFRB議長からタカ派色の強い発言が出てき ており、米金利が下がりづらくなる展開も想定されます。また、米
国では金曜17日に米連邦政府つなぎ予算の期限を迎えます。市場は 米政府閉鎖のリスクと再び対峙することになり、米国発のニュース
に一喜一憂が続くと思われることから、方向感が定まらないと予想
します。