配信 2023年12月24日 08:44更新 2023年12月24日 10:38
スポーツ報知
パドレスは23日(日本時間24日)楽天から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指していた松井裕樹投手(28)と5年契約で合意したと発表した。
来季からは3月のWBCでともに戦った侍ジャパン・ダルビッシュ有投手(37)とチームメートになる。スポーツ専門局「ESPN」のJ・パッサン記者によると5年総額2800万ドル(約40億円)の契約で、複数のオプトアウト(契約破棄条項)もついているといい、3、4年目終了時にFAとなれる条項などが組み込まれた模様だ。
11日の渡米後、最初に訪問したのがパドレスが本拠地を置くサンディエゴだった。杏奈夫人と球場施設や日本食を販売するスーパーなども見て回ったという。他球団からのオファーがあったが、温暖な気候などプレーしやすい環境に加えて、3月のWBCで共闘した、パ軍に所属するダルビッシュの存在も決め手の一つとなったようだ。
夏まで楽天残留かメジャー挑戦か気持ちは揺らいでいたが、FA宣言を決めた会見では「(WBC期間中に)トップでやってらっしゃる方と話したり、プレーを見たりする中で(メジャーへの)思いが強くなった部分も少なからずある」と告白。米国で長く第一線で戦ってきたベテラン右腕の言葉が後押しになったことを明かしていた。
パドレスの開幕戦は、3月20、21日に韓国・ソウルで行われるドジャース戦。メジャーの公式戦が初めて行われるソウルには日本人選手がドジャースの大谷、山本、パドレスのダルビッシュ、松井と4人が集結する可能性が高まった。松井としても、いきなり大谷との直接対決が実現するかもしれない。