#自民政治資金問題 #政治
2024/1/19 15:59 (2024/1/19 17:24 更新)
二階派の解散を表明した自民党の二階俊博元幹事長㊥（19日、都内）
自民党の二階俊博元幹事長は19日、自らが会長を務める二階派（志帥会）の総会で、同派を解散すると表明した。派閥の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が同派の元会計責任者と二階氏の秘書を立件したことを踏まえた。
二階氏は総会後の記者会見で「会長として責任を痛感し国民、また支援いただいた多くの同志に心からおわびを申し上げる」と述べた。「（派閥を）解散する結論に至り、所属議員の了承を得た」と語った。
「政治への信頼を取り戻すために志帥会を解散する結論に至り、所属議員の了承を得た」と語った。
二階氏は総会で出席議員から「なぜ解散しなければいけないのか、などいろんな意見があった」とも述べた。政治団体としての届け出を取り下げる。
岸田文雄首相は岸田派を解散する意向だ。岸田派と同様に関係者が立件された二階派や安倍派の対応が注目されていた。二階氏は「影響は全くないと言えば噓」と述べたうえで「首相の政治的な方向に追随するわけでもなく我々の判断だ」と語った。
二階派は現在38人が所属する党内第5派閥で、二階氏が2012年からおよそ11年間にわたり会長を務めてきた。
二階氏は政策立案などのために議員同士で集まる可能性に触れた。「自然体、常識の範囲でやっていきたい。別に派閥が悪かったわけでもなんでもない。派閥が何か悪いことをしているわけでも、カネをごまかしているわけでもない」と主張した。
