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裏金配って何に使ってるか?田中真紀子さん即答

ああ、永田町 現金配って「地盤培養」 「オヤジは出しました」と地方議員が要求 元外相・田中真紀子さん
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2023/12/22 東京夕刊
 
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インタビューに答える田中真紀子・元外相=東京都新宿区で2023年12月14日、宮本明登撮影
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で大揺れの政界に対し、ここ最近は静かだった「あの人」が噴火した。無所属で政治生活をスタートし、自民党時代は無派閥だった田中真紀子元外相だ。今後も与野党に改革案を提言していくつもりだという。相変わらずしれっとしている岸田文雄首相の人物評からこう切り出したのである。

 「岸田さんはまるで下手な手品師。何回やってもダメなのでお客さんが席を立って帰り始めているのに、『次こそうまくやりますから』と、失敗する手品を平気で国民に見せ続けているようなものです」。1人で数千万円とされる裏金疑惑の規模は「普通の国民の感覚からずれ過ぎています」と強調する。

 ああ、永田町。今秋の内閣改造以降、文部科学政務官ら政務三役がドミノ辞任に追い込まれた。「適材適所の正反対。任命する前に身体検査しなかったのかしら」。くだんの疑惑に際しては東京地検の捜査を受け、自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)に所属する閣僚や党役員らを一斉に交代させたばかりだ。

 「増税するのか減税するのか、ブレーキとアクセルの両方を踏んでいる。彼は論理的思考ができない人なんですね。そもそも国民生活が全く分かっていない」。つまり、納税者の目にパー券問題がどう映っているか、真紀子さんはそこに意識を向けているということだ。政治家個人に還流する裏金は、課税されず、使い道も自由。そんな政治をしていて国民に税負担をお願いしてもダメだというのである。「安倍派だけ外してお茶を濁すのでなく、岸田さんがやるべきことは内閣総辞職衆院を解散して信を問うか、ですよ