バンブーズブログ

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NYダウ反発、46ドル高 ナイキとディズニーは2%高


 
 
#北米 #国際
2024/3/12 5:22 (2024/3/12 7:12 更新)
 
【NQNニューヨーク=横内理恵】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前週末比46ドル97セント(0.12%)高の3万8769ドル66セントで終えた。12日の2月の米消費者物価指数(CPI)発表を控えて市場参加者が売り買いともに手控えたため、方向感に乏しい展開だった。相場上昇に出遅れていたディフェンシブ株や一部の消費関連銘柄が買われた。半面、前週末に続いて半導体やハイテク株の一角は売られ、相場の重荷となった。

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ダウ平均は下げて始まった後、主力株への売り一巡後に下げ渋り、上昇に転じた。今週は2月のCPIや米卸売物価指数(PPI)、同小売売上高などが発表される。1月分の指標と同様に根強いインフレ圧力や消費減速を示すとの警戒感があった。一方、インフレ鈍化や消費の底堅さが確認されて投資家心理を支える可能性も意識された。

ダウ平均ではユナイテッドヘルス・グループやナイキ、ウォルト・ディズニーなど業績不透明感から今年に入って下げている銘柄や相場上昇に出遅れ感のある銘柄が買われた。アップルやインテルも高かった。

ダウ平均の下げ幅は一時240ドルに迫った。高値更新が続いてきた半導体やハイテク株に利益確定や持ち高調整の売りが出た。ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアが一時4%弱下げた。アドバンスト・マイクロ・デバイスAMD)やメタプラットフォームズも売られた。ダウ平均の構成銘柄ではIBMアマゾン・ドット・コムなどの下げが目立った。

ボーイングの下落もダウ平均の重荷となった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが9日、1月に起こったアラスカ航空の運航するボーイング機の事故を巡って米司法省が捜査を開始したと報じた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前週末比65.839ポイント(0.40%)安の1万6019.274で終えた。メタとAMDがともに4%あまり下落した。一方、アルファベットとテスラは上げた。