バンブーズブログ

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NYダウ小幅続落、31ドル安 Amazonやメタ1%安


 
 
#北米 #国際
2024/3/27 5:37 (2024/3/27 6:05 更新)
 
【NQNニューヨーク=戸部実華】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比31ドル31セント(0.07%)安の3万9282ドル33セントで終えた。四半期末を控えた持ち高調整の売りに押された。米株高をけん引してきた主力ハイテク株の下げも投資家心理の重荷となった。

四半期末と月末を控え、機関投資家による利益確定や持ち高調整の売りも出やすかった。米国では今週末の連休を控え、市場参加者が少なく積極的な売買が手控えられているとの見方もあった。「薄商いで値動きが不安定になりやすかった」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との声が聞かれ、大引けにかけて売りが優勢となった。アップルやメタ、アマゾン・ドット・コムなどハイテク大手がそれぞれ1%程度下げた。

米株市場が聖金曜日で休場となる29日に、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)物価指数の2月分が発表される。「想定よりも高めの伸びを示す可能性が意識され、休暇前に持ち高を減らす動きが出た」(LPLファイナンシャルのクインシー・クロスビー氏)との見方もあった。

朝方は買いが先行した。米経済が底堅さを維持するなか、FRBが年央にも利下げに転じるとの見方が強い。ダウ平均が前日までの2営業日で467ドル下げた後で、一部の銘柄には下値を拾う動きがみられた。26日発表の2月の耐久財受注額は前月比で市場予想以上に増えた。米経済はソフトランディング(軟着陸)を達成できるとの観測が相場を支えた。

個別銘柄では、ボーイングが下落。スリーエムやナイキ、ホーム・デポも売られた。シェブロンも安い。一方、ユナイテッドヘルス・グループやハネウェル・インターナショナルは買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前日比68.768ポイント(0.41%)安の1万6315.699で終えた。エヌビディアが取引終了にかけて下げ幅を広げ、指数の重荷となった。