バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

投資部門別売買動向』きようのことば

投資部門別売買動向とは 海外勢のシェア6〜7割
 
きょうのことば
#きょうのことば
2024/4/5 2:00
▼投資部門別売買動向 主な投資家層ごとに日本株の取引状況をまとめた統計。東京証券取引所が毎週第4営業日の午後3時に、東京・名古屋2市場の前週分を公表する。個人や海外投資家、事業法人(企業)、金融機関などに分類し、購入と売却それぞれの金額を掲載する。どんな投資家がどれほど売り買いを傾けているかがわかる需給指標だ。

証券会社を通じた委託の取引全体に占める売買代金シェアは、海外勢が6〜7割にのぼる。日本株の相場動向に与える影響が大きい。2023年春以降は企業の資本効率改善を期待した海外マネーの流入が膨らみ、日経平均株価が史上最高値を更新する原動力になった。3割近くを占める個人も24年初からの新NISA(少額投資非課税制度)開始で存在感を高めている。

23年度は海外勢が3年度ぶりに買い越し、買越額は7兆6906億円と13年度のアベノミクス相場(9兆5387億円)以来の高水準となった。企業の自社株買いを映す事業法人も4兆5347億円買い越した。PBR(株価純資産倍率)1倍割れの是正を求めた23年春の東証の要請を機に、企業の株主重視の姿勢が一段と強まっている。