バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年4月17日株レポート】

本日の株式相場状況
半導体関連など売られ3万8,000円割れ!」 17日の国内株式市場で日経平均株価は3営業日続落し、前営業日比
509円40銭安の3万7,961円80銭で終えました。
本日の《国内株式市場》
は、大荒れの地合いとなりました。
《前日の米国株式市場》 ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落歩調と なったものの、NYダウが上げ幅は限定的ながら7営業日ぶりに反発 し、下げ止まる動きをみせました。これを受け日経平均株価は朝方 は空売り筋の買い戻しなどが利いて高く始まりました。しかし、そ れに続く実需の買い意欲に乏しく、その後はすぐに値を消し下値を 模索する展開に変わりました。半導体関連株への売り圧力が強く、 全体相場を押し下げる形に。緊迫化する中東情勢に加え、日本時間 午後に発表されたオランダの半導体製造装置大手ASMLの決算が市 場予想に届かなかったことが嫌気されました。
【業種別】 では電気・ガス業、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙、証券・商 品先物取引業などが下落した一方、海運業、その他製品の2業種の み上昇しました。
【個別銘柄】 では、売買代金トップの【6920】レーザーテックが大幅安で値下 がり率トップとなり、【6857】アドバンテストなども軟調に推移し ました。また【9501】東京電力ホールディングスなど電力株も売ら

れました。このほか、【3994】マネーフォワードは決算が嫌気され 引き続き売られました。半面、【6146】ディスコが商いを伴い上 昇、【7011】三菱重工業も買いが優勢でした。また、IMF経済見通 しを材料に【9107】川崎汽船などの海運株もそろって上昇。 【4004】レゾナック・ホールディングスが商いを膨らませ急騰しま した。
【チャート分析】
17日の日経平均株価・日足は「中陰線」となりました。日経平均株 価は75日移動平均線が下に控えてます。昨年の12月や今年の大発会
に押した際には同水準がサポートになって切り返しました。もう一 段下を試しに行ったとしても75日移動平均線を割り込まずに反転で
きるようなら、過熱感が削がれた状態で決算発表シーズンに突入で きるかもしれません。決算発表を見越してこれらの動きが良くなっ てくるかどうかに注意を払っておきたいところです。
東証プライム市場の売買高は17億7,851万株、売買金額は概算で4兆 5,024億円でした。
17日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は5営業日 続落しました。終値は前営業日比11.48ポイント安の650.12で、連日 年初来安値を更新しました。国内外で金利上昇圧力が強まるなか、 高PER(株価収益率)のグロース(成長)銘柄が多い新興株市場では相対 的な割高感を意識した売りが膨らみました。17日の日経平均株価が 下落したことも投資家心理の冷え込みにつながりました。 【グロース市場】 では【141A】トライアルホールディングスや【147A】ソラコム、 【4431】スマレジが上昇しました。一方、【5595】QPS研究所 や【4485】JTOWERは下落しました。