バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年5月30日株リポート】

東京株式は502円安、国内外の長期金利上昇を警戒しリ スク回避の売り
《30日の東京株式市場》
はリスク回避ムードの強い地合いで、日経平均株価が一時900円
超の下げに見舞われた。その後は下げ渋ったものの、500円あま
りの下落で着地。3万8000円台はキープした。
大引け日経平均株価は前営業日比502円74銭安の3万80
54円13銭と3日続落。プライム市場の売買高概算は17億87
0万株、売買代金概算は4兆3985億円。値上がり銘柄数は98
2、対して値下がり銘柄数は615、変わらずは49銘柄だった。
きょうの東京市場は主力株中心に売り圧力の強い地合いだった。
《前日の欧州株市場》
が全面安だったことに加え、米国株市場でもNYダウが400ドル
あまりの下げとなるなどリスクオフの展開で、この流れを引き継ぎ
半導体関連など中心に値を下げ日経平均を押し下げた。欧米や日本
国内で長期金利が上昇基調を強めており、これを嫌気する売りがか
さんだ。米国ではFRB高官のタカ派的発言や米7年国債の入札が
不調だったことなどが影響し、長期金利が4.6%台まで上昇、株
式の相対的な割高感が意識された。また、日本でも日銀の金融政策
正常化に向けた動きが早まることへの警戒感が強く、長期金利が一
時1.1%台に乗せるなど、投資家心理を冷やした。売り一巡後は
下げ幅を縮小したが、明日の都区部CPIや米PCEデフレータの
発表を控え、押し目に買い向かう動きは限定的だった


《個別銘柄》
では、[売買代金首位] となったディスコ<6146.T>、同2位のレーザーテック<6920.T>、 同3位のソシオネクスト<6526.T>、同4位の東京エレクトロン <8035.T>と半導体関連が上位を独占したが、いずれも安い。ま た、アドバンテスト<6857.T>の下げが目立つ。東京電力ホールディ ングス<9501.T>、北海道電力<9509.T>が売られ、ここ強調展開に あったソフトバンクグループ<9984.T>も利益確定売りに押され た。タマホーム<1419.T>が急落、グローバル・リンク・マネジメ ント<3486.T>、ミガロホールディングス<5535.T>も大幅安。
《上昇銘柄》 ソニーグループ<6758.T>がしっかり、日本郵政<6178.T>が堅調、
三菱重工業<7011.T>も買いが優勢だった。任天堂<7974.T>も値を 上げた。アシックス<7936.T>が続伸、KOKUSAI ELEC TRIC<6525.T>も高い。北越コーポレーション<3865.T>が値を 飛ばし、アトラエ<6194.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ <5726.T>も大きく上値を伸ばした。