#国内株概況 #株式 #マーケット
2024/7/11 9:23
11日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日に比べ500円ほど高い4万2300円台前半で推移している。前日の米株高を追い風に値がさの半導体関連を中心に買いが入っている。日経平均は前日に更新した史上最高値(4万1831円)を上回っている。取引時間中としては初めて4万2000円台に乗せ、上げ幅は600円に迫る場面がある。
10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比1.09%高の3万9721ドルと5月下旬以来の高値で終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が下院での議会証言で金融引き締めに前向きなタカ派的な発言に踏み込まず、早期の利下げ期待が株式の買い安心感につながった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用の指標とするS&P500種株価指数は上昇し、ともに最高値を更新して終えた。世界的な半導体市況の回復期待から、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比2.41%高となり、きょうの東京市場でも東エレクやディスコに買いが目立つ。
内閣府が8時50分に発表した5月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比3.2%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値(0.9%増)に反して減った。安川電は前日終値を挟んで小動きで推移している。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、前日に更新した史上最高値(2909.20)を上回って推移している。
ソフトバンクグループ(SBG)やソニーG、三菱商が上昇している。一方、サッポロHDや富士フイルム、メルカリが下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕