バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

8月26日経平均株価反落

終値254円安の3万8110円
 
 
 
2024/8/26 9:08 (2024/8/26 15:27 更新)
 
26日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前週末比254円05銭(0.66%)安の3万8110円22銭だった。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げに踏み切るとの見方が強まり、外国為替市場で円相場が円高・ドル安に振れたのが重荷となった。自動車株はじめ輸出関連が売られて日経平均前場に500円超下落する場面もあった。

きょうは輸出株に売りが広がった。外国為替市場では円相場が対ドルで一時、1ドル=143円台半ばと約3週間ぶりの円高・ドル安水準を付けた。自動車や半導体関連、電子部品などが輸出採算の悪化を懸念した売りに押された。トヨタやホンダは後場に下げ幅を拡大した。主要中央銀行の首脳や経済学者が集う経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で23日に講演したパウエルFRB議長は9月に利下げに踏み切る考えを示した。9月の米利下げ観測が一段と強まり、円相場の上昇と輸出株の売りを促した。

半面、円高でコスト上昇圧力が和らぐとの期待からニトリHDや日ハムなど内需株には買いが向かった。新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数が大幅上昇するなど個人投資家の心理は改善しているとみられる。円買い・ドル売りが一巡した後、円高進行に一服感が出たこともあって後場に入ると日経平均は3万8000円近辺で底堅さを見せ、大引けにかけては下げ幅を縮小した。

東証株価指数TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比23.31ポイント(0.87%)安の2661.41だった。JPXプライム150指数は5営業日ぶりに反落し、9.34ポイント(0.77%)安の1196.57で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆3219億円、売買高は13億1431万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は830。値上がりは773、横ばいは43だった。

東エレク、アドテスト、TDK、中外薬が下落した。一方、ファストリニトリHD、信越化、ダイキンが上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕