<3月第2週振り返り>
3月11日金曜 日経平均195円安スタート
NYダウ112ドル安
注目されていた2月の米国の消費者物価指数は7.9%上昇とインフレが加速している形となりました。これを受けて米国株式市場は若干下落、NYダウは112ドル安、ナスダック市場は125ポイント安、S&P市場は18ポイント安となりました。
日経平均は195円安と反落、昨日の大幅上昇の反動が出ています。9時20分現在300円安となっています。注目のSQ値は25457円でした。
3月10日木曜 日経平均650円超高(9時5分)
NYダウ653ドル高
昨日の米国株式市場は5日ぶりに大きく反発となりました。原油はじめ資源価格が急落したことを好感、NYダウは653ドル高、ナスダック市場は459ポイント高、S&P市場は107ポイント高でした
日経平均は390円高で始まって9時5分には650円超高くなっています。一気に買い戻しが入ってきたようです。明日はSQになりますので、一定の警戒は必要と思いますが、不安定な動きが続きそうです
3月9日水曜 日経平均4日ぶり反発
NYダウ184ドル安
米国株式市場は4日続落です、引き続きウクライナ情勢からくる原油高など懸念材料が多く、相場も冴えない動きが続いています。ただ下げ幅は低下、落ち着きつつあるようです
日経平均は85円高で始まって9時40分現在130円高と反発模様です、ただSQを目の前にして依然警戒は必要でしょ
3月8日火曜 日経平均25000円割れスタート
NYダウ797ドル安
米国株式市場は3指数とも続落、NYダウは797ドル安、ナスダック市場は487ポイント安、S&P市場は127ポイント安でした。引き続きウクライナ情勢の悪化が伝えられています
日経平均は247円安で25000円割れでスタート、3日続落で年初来安値更新が続いています。今週末はSQでもあり、引き続き不安定な動きが続きそうです
3月7日月曜 週明け日経平均安値更新
先週末NYダウ179ドル安
ウクライナ情勢の悪化が止まりません、先週末のNYダウは179ドル安、ナスダック市場は224ポイント安、S&P市場は34ポイント安でした。時間外で原油相場が130ドルまで急伸しています
週明けの日経平均は351円安で始まって9時5分現在570円安と下げ幅を拡大中です、今週末はメジャーSQとなりますので、一定の注意も必要でしょう
【2022年3月11日株レポート】
■本日の株式相場状況
「ウクライナ情勢の不透明感が拭えず、米長期金利上昇でグロース(成長)株売り!」
11日の国内株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前営業日比527円62銭安の2万5,162円78銭で終えました。
本日は、米2月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの上昇となり、インフレ加速への懸念が高まったことも警戒され前日のNYダウは反落しました。これを受け、この日の国内株式市場も売りに押される展開となり、日経平均株価は一時700円を超す下落となりました。前日の日経平均株価が急上昇した反動で、利益確定による売りが先行し、ハイテク株などを中心に値を下げる銘柄が目立ちました。ただ、引けにかけやや下げ渋りました。為替は一時1ドル=116円70銭台と2017年1月以来、5年2ヶ月ぶりとなる円安が進みました。
【業種別】
は、鉱業、石油・石炭、鉄鋼などが上昇した一方、輸送用機器、精密機器、電気機器などが下落しました。
【個別銘柄】
では、市況関連のほか、ロシアリスクが意識される局面で人気化した銘柄群に買いが入りました。リリースを材料に【6269】三井海洋開発が急伸。【1963】日揮ホールディングスや【6366】千代田化工建設などプラント関連が賑わいました。木材関連で【9812】テーオーホールディングスがストップ高まで買われ、肥料関連の【4979】OATアグリオやセキュリティ関連の【4493】サイバーセキュリティクラウドなどが大幅高。世界的に長期金利が上昇したことで、【8308】りそなホールディングスや【8331】千葉銀行など銀行株に資金が向かいました。【6184】鎌倉新書が決算を材料に13.4%高。【7564】ワークマンとのコラボが好感された【7792】コラントッテがストップ高となりました。一方、金利上昇がグロース株の売り材料となっており、【6920】レーザーテックが9%安。【6861】キーエンスや【2413】エムスリーなども象徴的に売り込まれました。アリババ株安への懸念も強まった【9984】ソフトバンクグループが6%を超える下落。【4385】メルカリ、【4485】JTOWER、【6027】弁護士ドットコムなど、マザーズの主力銘柄が急落しました。ロシア事業の一時停止を決めた【9983】ファーストリテイリングが昨年来安値を更新。【2914】JTもロシアの新規投資の一時停止を発表したことで3%を超える下落となりました。その他、【8068】菱洋エレクトロや【4441】トビラシステムズが決算を材料に大きく値を崩しました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足はわずかな上ヒゲと長い下ヒゲを伴う「中陰線」となりました。始値と高値の差は約8円と、ほぼ「下影陰線」の形状となりました。日足は先安感を表しているものの、終値は5日移動平均線(2万5,116円61銭)の上を維持しています。当面は5日移動平均線が下値抵抗線として意識されそうです。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、下値模索の展開と想定します。ウクライナ情勢の先行きが不透明な中、米連邦公開市場委員会(FOMC)を15-16日控えており、地政学リスクと金融引き締めへの警戒感が相場の重しになるとみられています。FOMCは無難通過との見立てが優勢なものの、予想外にタカ派材料が飛び出さないか警戒する声もあります。週末の米国版メジャーSQや国内での連休を控えて、手控えムードになりやすいと推察します。
東証1部の売買高は14億2,133万株、売買金額は概算で3兆3,145億円でした。
【本日の新興市場】
で日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は共に反落しました。ウクライナ情勢やインフレへの警戒感から前日の米株式相場が下落した流れを引き継ぎ、国内の新興市場でも売りが優勢でした。指数寄与度の大きい【4385】メルカリの大幅な下落が重荷となりました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比10円84銭安い3,487円81銭でした。【6324】ハーモニック・ドライブ・システムズや【6890】フェローテックホールディングスが下落しました。半面、【2484】出前館や【3857】ラックは上昇しました。東証マザーズ指数は終値ベースで前営業日比26.43ポイント安い670.08でした。【4385】メルカリは一時13%超下落しました。マザーズ指数は午後に下げ幅を拡大し、5%安となる場面がありました。【4485】JTOWERや【7078】INCLUSIVEも下落しました。一方、【9250】GRCS、【4493】サイバーセキュリティクラウドは上昇しました。
■3月11日【本日の言葉】
「他人と比較して、他人が自分より優れていたとしても、それは恥ではない。しかし、去年の自分より今年の自分が優れていないのは、立派な恥だ。」(探検家/ラポック)
一流の域に到達するためには、「改善」が必要な部分を鋭く限定し、成長に欠かせない要素を意識しながら、長期間にわたり、繰り返し鍛え上げていくことです。そのとき大事なのは、他人との比較ではなく、去年の自分自身と比べてどれくらい成長を遂げているか、なのです。自分を超えるために最終的なポイントとなるのは、今、取り組んでいることが、あなたが本当に深く求めているものであり、「自分なら必ずやり遂げられる」と、心底から信じているかどうかにかかっているのです。あなたは、去年の自分と比較し、意識的に成長させたことはありますか?