<3月第1週振り返り>
3月4日金曜日 ロシア軍 原発攻撃との報道
日経平均470円超安(9時25分)
ロシア軍が欧州最大の原発を攻撃しているとの報道で一気に相場が下げてきました、日経平均は155円安で始まったものの下げ足を速めて9時30分現在440円安となっています
NYダウ596ドル高
注目されていたFRBパウエル議長は議会証言で0.25%の利上げを提案しました。これによって不透明感が払拭、NYダウは596ドル高、ナスダック市場は219ポイント高、S&P指数は80ポイント高でした
日経平均は235円高で始まってきました。本日は終日好調な米国市場を受け堅調な展開となりそうです。
3月2日水曜日 日経平均4日ぶり反落
NYダウ597ドル安
ウクライナ情勢は落ち着きません、NYダウは597ドル安、ナスダック市場は218ポイント安、S&P市場は67ポイント安でした。
日経平均は312円安と4日ぶりに反落スタート、資源関連だけは買われています。基調は上昇に転じていると思いますが、引き続き日本市場も乱高下が続くでしょう。
NYダウ166ドル安
米国株式市場はまちまちの動きでした。NYダウは引けは166ドル安でしたがザラ場中は一時600ドル安まで入りましたし、昨日の日本時間の日中の先物も売られていました。そうみると相当戻してきたわけです。またナスダック市場は続伸で56ポイント高、S&P市場は10ポイント安でした
日経平均は309円高と3日続伸です、日本株全体強い動きであり、買い戻しも活発化してきています
2月28日月曜日 週明け日経平均19円安で始まる
先週末NYダウ834ドル高
ウクライナ情勢が不安定で引き続き相場は落ち着かない情勢です。先週末の米国株式市場は大幅高、NYダウは834ドル高と大きく上げましたが、週明けの先物市場では下げています。欧米諸国の制裁でロシアからのエネルギー輸入がどうなるか、先行きが見えづらい展開です
週明けの日経平均は19円安を若干下げて始まって9時30分現在160円安となっています。先週末の日経平均先物は500円近く高かったのですが、その勢いが続いていません。今週も乱高下が続きそうな気配です
【2022年3月4日株レポート】
「ロシア軍の攻撃でウクライナ原発火災が発生したと伝わり、リスク回避の売り!」
4日の国内株式市場で日経平均株価は大幅反落し、前営業日比591円80銭安の2万5,985円47銭で終えました。
本日は、前日の米国株式市場が下落したほか、「ウクライナにあるザポロジエ原子力発電所でロシア軍の攻撃を受け火災が発生した」、との報道が流れたことから嫌気売りが膨らみました。ウクライナ情勢の先行き不透明感が警戒され、リスク回避姿勢が強まるなか、日経平均株価は一時800円を超える下落となりました。ただ、その後、火災は鎮火されたこともあり、売り一巡後はやや値を戻しましたが、戻りは鈍くなりました。今晩の米国2月雇用統計の発表を控え、買い手控え気分も強まりました。
【業種別】
では、プラスは海運と石油・石炭の2業種のみで、水産・農林の下げが小幅にとどまりました。一方、ガラス・土石、輸送用機器、非鉄金属などが大幅安となりました。
【個別銘柄】
は、海運大手の【9104】商船三井が上下に振れながらも4%近い上昇。【8031】三井物産、【5727】東邦チタニウム、【5017】富士石油など市況系の一角が強くなりました。【9432】日本電信電話がディフェンシブ性を発揮して上昇。中計説明会で評価が高まった【7752】リコーや、証券会社が投資判断を引き上げた【7011】三菱重工業が大幅高となりました。ロシアの原発施設攻撃を材料に、防塵・防毒マスク関連の【7980】重松製作所や【7963】興研に資金が向かいました。一方、リスクオフでグロース株が嫌われており、【6920】レーザーテック、【8035】東京エレクトロン、【6857】アドバンテストなど半導体関連が大幅安。【9984】ソフトバンクグループも弱く、【2158】FRONTEO、【4477】BASE、【4169】ENECHANGEなど、マザーズの主力銘柄の多くが値幅を伴った下げとなりました。ロシアの軍事行動が過激さを増していることが欧州リスクを高めており、【7201】日産自動車や【7261】マツダなど、欧州に強みを持つ自動車株が大幅安。自動車関連では【6902】デンソーや【3116】トヨタ紡織など部品株も弱くなりました。証券会社のリポートを材料に【5201】AGCや【5202】日本板硝子が急落。前日に上方修正を発表して強く買われた【9824】泉州電業が、12.1%安と一転して大きく値を崩しました。
【チャート分析】
本日の日経平均株価・日足は「中陰線」となりました。陰の寄り付き坊主の形状で、投資家の強い失望感が示唆されます。目先の下値めどは、本日の安値(2万5,774円28銭)や心理的節目2万5,500円が意識されそうです。一方、下ヒゲによって買い方の抵抗が示されました。ボリンジャーバンドのマイナス2シグマ(2万5,946円35銭)付近にあり、反発力が生じてくる水準でもあります。
東証1部の売買高は15億2,925万株、売買金額は概算で3兆6,277億円でした。
【本日の新興市場】
で日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は共に3営業日続落しました。ロシア軍がウクライナの原子力発電所を攻撃したと伝わり運用リスク回避から日経平均株価が急落したことを受け、新興市場でも投資家心理が冷え込み時価総額の大きい主力株を中心に売られました。市場からは「ウクライナ情勢の不透明は強く、個人投資家もいまは強気になれない」とのネット証券ストラテジストの見方がありました。日経ジャスダック平均株価は終値ベースで前営業日比36円13銭安い3,555円84銭でした。【6890】フェローテックホールディングスや【2702】日本マクドナルドホールディングス、【1407】ウエストホールディングスが売られました。一方、【5724】アサカ理研や【4293】セプテーニ・ホールディングス、【7980】重松製作所は買われました。東証マザーズ指数は終値ベースで前営業日比31.21ポイント安い724.65でした。【4385】メルカリや【4194】ビジョナル、【4478】フリーが下落しました。半面、【4371】コアコンセプト・テクノロジーや【5759】日本電解、【4936】アクシージアは上昇しました。
【来週の見通し】
来週の日経平均株価は、不安定で神経質な展開と想定します。ウクライナを巡る緊張感が和らぐ兆しがみえない中、米金融引き締め加速への警戒感も依然としてくすぶっています。ただ、テクニカル面では「売られ過ぎ」が意識されており、ウクライナとロシアの停戦交渉に具体的な進展がみられれば、株価が急反発する局面もあり得ると想定します。来週は欧州中央銀行(ECB)定例理事会のほか、2月の米国消費者物価指数(CPI)などが公表予定になります。国内ではメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えており、相場のかく乱要因になりかねないと推察します。
3月4日【本日の言葉】
「他人の喜びの中に、自分の喜びを見出すことができること。そこに幸福の秘密がある。」(作家/ジョルジュ・ベルナノス)
人生の大事な場面で想像以上の力を発揮するには、自分以外の「他人を喜ばせている様子をイメージする」ことです。なぜなら、自分だけの幸せをイメージをしているときより、「周りの人が喜んでいる状態」を描き始めた瞬間の方が、潜在的な能力を最大化できるようになるからです。「人のために何ができるか」を意識し、行動することが、人生の目的を探す一つの「キーワード」となるのです。