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佳子さまが繰り返される「女性活躍」「ジェンダー平等」に宮内庁関係者が「前代未聞」


 
配信 2023年11月3日 07:15更新 2023年11月4日 18:22
NEWSポストセブン

 佳子さまは10月22日、都内で開かれたガールスカウト日本連盟主催の「ガールズメッセ2023」に出席された。

 国連の「国際ガールズ・デー」を記念する行事で、当日は少女や女性の視点に立って、よりよい社会を目指す取り組みへの表彰が行われた。

 壇上でスピーチをされる佳子さまは、普段のにこやかなご様子とは打って変わって、いつになく真剣な表情だった。参加者もしんと静まり返って、佳子さまに注目し、お言葉に耳を傾けた。見学されたプログラムの感想や、自らのガールスカウト体験に触れたのち、佳子さまは熱を込め、こう訴えられた。

 
ガールスカウトの活動が、次世代を担う子供たちがジェンダーにとらわれず自分の思い描いた未来に向かっていくことにつながるよう願っております」

「今後、ジェンダー平等が達成されて、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらが当たり前の社会になることを心から願っております」

 佳子さまの力強いご発言に、会場は拍手に包まれた。「女性活躍」「ジェンダー平等」は当然達成されるべきことで、その主張は素晴らしいものだ。しかし、佳子さまを取り巻く「皇室」という環境にとっては、あまりに切実な問題でもある。

 佳子さまの活動で目立つのが、「女性活躍」や「ジェンダー平等」に関するイベントへのお出ましだ。今年4月、皇族として初めて、全国高校女子野球の選抜大会決勝戦を東京ドームでご覧になると、8月に選手権大会の決勝を観戦された。

 9月30日には、東北大学で「女子大生誕生110周年」の記念式典にご出席。壇上から参加者一人ひとりと目を合わせるようにして、お言葉を述べられた。

「佳子さまは“女性は理系科目が苦手”という偏見に触れながら、ジェンダー平等の大切さについて訴えられました。

 佳子さまのお出ましは大学側の指名でした。女子大学生の誕生を記念する、言うなれば女性活躍を願う式典なので、ぜひお願いしたいという意図があったようです。

 スピーチは長尺でしたが、ご自分のお言葉で噛みしめるように、会場の人に語りかけられていました」(宮内庁関係者)

 
 宮内庁関係者が衝撃を受けたというのが、「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もが人生の選択肢を増やすことができ、自らの可能性を最大限生かしていけますように、そしてそれが当たり前の社会になりますようにと願っております」という、2020年のガールスカウトイベントに際して佳子さまが寄せられたビデオメッセージの内容だ。

「皇室制度は明確に『男子優先』であり、残念ながら『ジェンダー平等』とはまったく相容れません。皇族がそれを外に訴えつつ、内部では男子尊重を守ることは、ダブルスタンダードなのです。現役の女性皇族がそこまで踏み込んだご発言をされるのは、前代未聞でした。

 しかも佳子さまは、2021年、2022年のイベントでのスピーチでもほぼ同じ文言を繰り返しています。明確な強い意思のもとで、根本から『皇室否定』をされていると捉えられても仕方ありません」(別の宮内庁関係者)

 放送作家のつげのり子さんは、佳子さまのスピーチは姉の眞子さんの結婚を後押しする意図もあったのではないかと語る。

「“女性皇族というお立場でも、結婚は自由にしていい”と主張されているように感じられました。“皇室に生まれた女性でも、自分の選択肢や可能性を最大限広げたい”という佳子さまご自身の思いもあったかもしれません」