バンブーズブログ

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NYダウ小動き、34ドル高 利益確定売りで上値重く


 
 
#国際
2023/11/7 5:21 (2023/11/7 7:45 更新)
 
【NQNニューヨーク=川上純平】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日続伸し、前週末比34ドル54セント(0.10%)高の3万4095ドル86セントで終えた。9月20日以来の高値。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの見方が後退し、株式相場を支えた。半面、前週に大幅に上昇した反動で主力銘柄の一部には利益確定の売りも出やすく、指数の上値は重かった。

FRBは先週の米連邦公開市場委員会FOMC)で政策金利の引き上げを見送った。3日発表の10月の米雇用統計が労働需給の緩和を示すなど、米経済の減速を示す指標の発表が相次ぐ。市場の一部にはFRBの利上げ局面が終了したとの見方があり、株買いが継続した。

もっとも、ダウ平均の上値は重く、下げに転じる場面も目立った。先週に1600ドルあまり上昇し、週間の上げ幅としては約1年ぶりの大きさとなった。短期間で大幅に上昇し、相場の過熱感が強まった。「相場の一段高を見込む投資家も小休止を期待していた」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)という。

前週末にかけて低下基調を強めていた米長期金利は6日に4.6%台後半に上昇(前週末終値は4.57%)。株式の相対的な割高感が意識されたのも相場の重荷だった。

スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが上昇したほか、バイオ製薬のアムジェンや金融のJPモルガン・チェースへの買いも目立った。半面、映画・娯楽のウォルト・ディズニーやドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは下げた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は7営業日続伸し、前週末比40.496ポイント(0.30%)高の1万3518.779で終えた。ナスダック指数が7営業日続伸するのは、2023年1月以来。アナリストが業績上振れへの期待を示した半導体のエヌビディアが上昇した。