来週の日経平均株価は小動きな展開になりそうです。金曜8日に米11月雇用統計の発表があり、翌週にはFOMCが開催されることから、週を通して様子見姿勢の強い地合いが続くと予想します。FOMCでは政策金利の据え置きが濃厚であることから、過度に警戒が高まることはないとみます。ただし、早期の利下げを期待する市場を牽制するメッセージが出てくる可能性はあります。米国では雇用統計以外にも11月のISM非製造業指数や雇用関連の指標などが出てきますが、FOMCを前にしては米国の長期金利が一方的に下がっていく展開は想定しづらい。日本株はここ最近、強いとも弱いとも言えない動きが続いています。来週は米長期金利の方向性がはっきりしないと思われる中、強弱感が定まらず、現状水準近辺での一進一退が続くと思われます。