バンブーズブログ

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NYダウ続落、70ドル安 AppleやAmazonに売り


 
 
 
2023/12/7 5:23 (2023/12/7 6:48 更新)
 
【NQNニューヨーク=稲場三奈】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比70ドル13セント(0.19%)安の3万6054ドル43セントで終えた。8日発表の11月の米雇用指標を見極めたい雰囲気が強く、主力銘柄には持ち高調整の売りが続いた。一方、朝発表の民間による米雇用関連指標が労働市場の過熱感の一段の和らぎを示し、株価を下支えした。

朝方は買いが先行し、1日に付けた年初来高値(3万6245ドル)を上回る場面があった。朝方発表の11月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比10万3000人増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(12万8000人増)を下回った。同日発表の企業の賃金負担を示す単位労働コストは7〜9月の改定値が前期比年率で1.2%低下と速報値(0.8%低下)から下振れし、賃金インフレが和らいでいるとの見方につながった。

もっとも、市場では「労働市場は全体としてまだ底堅く、一段の鈍化を示すデータがほしい」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。8日発表の11月の米雇用統計を見極めたい投資家も多い。買い一巡後は、持ち高調整の売りが次第に増え、ダウ平均は小幅な下げに転じた。

個別では、半導体インテルやソフトウエアのマイクロソフトスマートフォンのアップルといったハイテク株が下落。保険のトラベラーズやバイオ製薬のアムジェンも売られた。半面、航空機のボーイングやホームセンターのホーム・デポ、建機のキャタピラーといった景気敏感株の一部が買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反落し、前日比83.200ポイント(0.58%)安の1万4146.712で終えた。半導体のエヌビディアやネット通販のアマゾン・ドット・コムへの売りが目立った。