2024/1/30 9:06 (2024/1/30 15:39 更新)
30日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸し、終値は前日比38円92銭(0.11%)高の3万6065円86銭だった。前日の米ハイテク株高を支えに買いが先行した。ただ、持ち高を買いに傾ける新規の手掛かりには欠くなかで、朝高後は上値の重さが目立った。
今週から主要企業の決算発表が本格化するのを前に、きょうは次第に様子見ムードが広がった。「特に半導体関連は株価が業績期待を織り込んで先行して上昇してきただけに、決算が株価の一段高につながる内容となるか見極めたい」(国内証券)という見方も出ていた。これから決算発表を控える東エレクは弱含んだ。信越化などすでに決算を発表した企業で本業に一定の評価がある銘柄には買いが集まった。
海外短期筋とみられる株価指数先物への買いが主導して日経平均は9時半過ぎには上げ幅を200円超に広げたが、追随する買いは限定的だった。米長期金利の低下を受けて外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れたのも自動車株などにとって重荷となり、日経平均は次第に上げ幅を縮小した。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比2.55ポイント(0.10%)安の2526.93だった。JPXプライム150指数は続伸し、2.72ポイント(0.24%)高の1132.68で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆7547億円、売買高は14億1367万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は563。値下がりは1047、横ばいは47だった。