バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年1月30日株レポート】


「不安定な地合いの中、プラスは確保!」
《30日の国内株式市場》 で日経平均株価は小幅に続伸し、前営業日比38円92銭高の3万6,065 円86銭で終えました。
本日は、方向感が見えにくい展開でした。前日の米国株高を受けて 朝方は買い優勢で始まり、序盤から上げ幅は200円超に。ただ、高
値を開始早々につけたあとは、
外国為替市場》 で円高方向に振れたことが自動車など輸出セクターに逆風材料とな り、上値の重さが目立ちました。また、今週から企業の決算発表が 本格化し、内容を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせていま す。値下がり銘柄数が全体の63%を占めるなど、値上がり数を大幅 に上回り、TOPIXはマイナス圏で引けました。つかみどころが 難しい地合いですが、今週に入って改善傾向にあることから、売り 急ぎは抑制されています。
『業種別』 では海運、その他製品、保険などが上昇した一方、石油・石炭、繊 維、証券・商品先物などが下落しました。
『個別銘柄』 では、【4063】信越化学工業など半導体関連の一角が強い上昇。 主力どころでは【7974】任天堂や【9107】川崎汽船の動きが好調 でした。前日急落した【6201】豊田自動織機に見直し買いが入り

5%を超える上昇。上方修正、増配、1:5の株式分割好材料が 多かった【4816】東映アニメーションは8%の上昇でした。
反面、米国で長期金利が大きく低下したことから、【8306】三菱U FJフィナンシャル・グループなど銀行株が軟調。為替が円高に振
れたことから、【7203】トヨタ自動車や【7267】ホンダなど自動 車株が売りに押されました。【3391】ツルハホールディングスは急 落し、下方修正を発表した【6798】SMKや3Qが最終赤字となっ た【8897】MIRARTHホールディングスが大幅に下落しまし た。
【チャート分析】
30日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。3万6,000円 台はキープしているものの、様子見ムードも見受けられます。「特
半導体関連は株価が業績期待を織り込んで先行して上昇してきた だけに、決算が株価の一段高につながる内容となるか見極めたい」 という見方も出ていました。
東証プライム市場の売買高は14億1,367万株、売買金額は概算で3兆 7,547億円でした。
30日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は3営業日 ぶりに反発しました。終値は前営業日比4.15ポイント高の714.72で した。29日の米長期金利の低下を受けて新興銘柄の相対的な割高感 が薄れ、買いが優勢。東証プライム市場の銘柄と比べた出遅れ感も 買いを誘いました。戻り待ちの売りに押されて下げる場面もありま したが、下値は限られました。
【グロース市場》 では【5595】QPS研究所や【5246】ELEMENTSが上昇し
た一方、【5253】カバーや【4263】サスメドは下落しました。