バンブーズブログ

社会の大きな流れは新聞のトップニュースに掲載されます。 その情報を読み続けていくと数年先が見えてきます。それは怖いものなしです。

【2024年2月14日株レポート】

本日の株式相場状況
「CPI発表後の米国株安を受け、リスク回避の売り優勢!」 14日の国内株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比260円65
銭安の3万7,703円32銭で終えました。
本日の《国内株式市場》 は朝方から大きく売り優勢に傾き、日経平均株価後場取引中盤に 370円近い下げで3万7,500円台まで下げる場面もありました。 前日の《米国株式市場》 では、この日発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が市場コンセ ンサスを上回る強い内容だったことから、FRBによる早期利下げ観 測が後退、米長期金利上昇を背景にハイテク株中心に売られる展開 となりNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに比較的大きな下げ を余儀なくされました。国内株式市場では前営業日に日経平均株価 が1,000円超の大幅高をみせていただけに、その反動も出やすく、 一時は利食い急ぎの動きが表面化し、リスクオフ一色となる場面も ありました。しかし、円安などを追い風に半導体関連の一角が全体 相場に逆行する形で上昇したことで、日経平均株価も売り一巡後は 下げ渋る展開となりました。
【業種別】 ではパルプ・紙、鉄鋼、不動産業、保険業、電気・ガス業などが下 落した一方、海運業、その他製品、石油・石炭製品、医薬品、小売 業の5セクターのみ上昇しました。

【個別銘柄】 は、【9984】ソフトバンクグループが利食われ、【7203】トヨタ
動車も下値を探りました。【4385】メルカリが米フリマ事業の伸 び悩みが意識されて売り優勢となったほか、【4251】恵和は一時ス トップ安に売り込まれました。半面、売買代金トップの【6920】 レーザーテックが堅調、【7735】SCREENホールディングス、 【6857】アドバンテスト、【6526】ソシオネクストなど半導体主力 株が買いを集めました。決算が材料視されて【7762】シチズン時計 が昨年来高値を更新、【6095】メドピアなどストップ高を演じる 銘柄が相次ぎました。その他、【9107】川崎汽船など海運株が上 昇。【3778】さくらインターネットが値幅制限いっぱいに買われま した。
【チャート分析】
14日の日経平均株価・日足は「小陰線」となりました。市場では「足 元の上昇があまりに急だったので、前日の米株安は利益確定売りの
いい理由になった。ただ、上昇に乗り遅れた機関投資家は多く、押
し目買いもかなり入った」との声もありました。
東証プライム市場の売買高は19億0,898万株、売買金額は概算で5兆 1,900億円でした。
14日の新興企業向け株式市場で 【東証グロース市場】
250指数は3営業日続伸しました。終値は前営業日比2.57ポイント高 の723.05となり、2023年11月以来の高値をつけました。好決算など を受けて新興市場の主力銘柄に買いが向かいました。【8306】三菱 UFJフィナンシャル・グループが約150億円出資すると伝わった 【7342】ウェルスナビが上昇。また、月面着陸船などを開発する
【9348】ispaceも好決算を手掛かりに買われました。

一方、【525】カバーや【4169】ENECHANGEは下落しまし