バンブーズブログ

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大谷初実戦 快音を放った。

 ドジャース大谷翔平投手(29)が19日(日本時間20日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプで、初めて実戦形式の打撃練習「ライブBP」で打席に立ち、3打席目に中堅右へ推定飛距離125メートルの弾丸ライナー本塁打を放った。実戦で打席に立つのは9月3日の敵地・アスレチックス戦以来169日ぶりだったが、ロバーツ監督、エンゼルス・ネビン前監督、山本由伸投手(25)も見つめる中で、快音を響かせた。

【写真】「アメージング!」超人が大谷翔平の打撃に驚き「触りたい」

 1打席目で対戦したのはライアン・ブレージャー投手(36)。17年には「ブレイシア」の登録名で広島で26登板した経験も持つ右腕だ。昨季はレッドソックスドジャースで計59試合に登板して3勝無敗、防御率3・02。大谷は19、23年に3打席で対戦して1三振を喫するなど無安打に抑えられていた。この打席ではバットを振るそぶりは見せず、球筋を確認するように5球を見て四球を選んだ。

 2打席目に対戦したのはブレーク・トライネン投手(35)。通算449登板のベテラン右腕の初球から積極的にスイングした。“初スイング”は左膝付近に自打球が当たり、もん絶。天を仰ぐヒヤリとした場面だったが、そのまま打席に立ちカウント2―2から5球目に2度目のスイングをしたが、空振り三振に倒れた。

 3打席目はJ・P・ファイアライゼン投手(31)。メジャー通算83試合に登板経験のある救援右腕を相手にフルカウントから6球目の真ん中スライダーに反応すると、鋭い弾丸ライナーの当たりで中堅右へ突き刺した。“今季1号”が早くも飛び出すと、見ていたファンからは拍手喝采が起こった。

 昨年9月4日の試合前のフリー打撃中に右脇腹を痛めてその後は試合に出場できず、同月に右肘手術も受けた大谷。キャンプイン前にマシン打撃を再開すると、12日(同13日)には昨年9月4日以来のフリー打撃を行い、21スイングで10本が柵越えと圧巻のパワーを見せた。14日(同16日)にユニホームを着て行ったフリー打撃でも29スイングで10本が柵越え。16日(同17日)は26スイングで13本がフェンスを越え、最長の推定飛距離150メートルの特大弾には、見ていたロバーツ監督も笑いが止まらない様子だった。その後は2日間屋外での打撃練習を行っていなかった